投稿

ラベル(画像診断)が付いた投稿を表示しています

Singh先生との面談 2024年12月24日

Singh:「PET画像を見るかぎり、PSMA/Tbは良好に効いています。PSMA治療は続けるべきだと思います。次の治療としてAcも可能であり、この前も4人に対してAcを実施しました(うち、日本人は1人)。ただ、Acの場合、実施日時など不確定となります。どう考えられますか?」 私:「はい、日本の主治医とも相談したのですが、Tbが効いているならば、次もTbで行こうかなと」 Acは最後の手段として残しておきたい。 「わかりました。Tbなら来年1月14日になります」 「それでお願いします」 「あとPSAが39から43と上がっていますね」 Singh先生は主治医に対して「できればFDG/PET検査(ブドウ糖負荷検査)もしてください」と言った。「1月14日の後でも結構です」 この話を聞いて、がんの食性がブドウ糖を食べるように変わってきているのかな、と思った。てごわいな。 主治医:「了解です。それと貧血が進んでおり、輸血も必要と考えています」 Singh:「賛成です」 輸血もしないといけないし、FDG/PET検査も受けないといけない。来年になったら忙しくなるぞ。 Singh:「PSA対策としては、ホルモン治療で対応しましょうか」 私:「ザイティガとイクスタンジは実施済みです。効かなくなりました」 主治医:「次はダロルタミドを考えています。ただ、日本で保険適用を受けるためには抗がん剤といっしょに受けないといけないので、ご本人の貧血を治してからが好ましいと思っています」 Singh:「日本の保険制度のことはよくわかりませんが、ご検討をお願いします」 まずは来月のTb治療に期待する。 PSAの上昇については、ダロルタミドによるホルモン治療が効いてくれると、次のAc治療まで時間が稼げて助かるのだが。

ルテチウムが効いてない 2024年09月09日

イメージ
PSMA/PET検査の結果 2024年05月29日撮影 2024年09月09日撮影 上のはPSMA治療前に撮ったPET画像。下は2回のLu治療後の画像。見比べてあまり代わりばえがしない。主治医によると、後の画像では、左の肩のあたりにがんの新しい集積が見られる、しかしリンパ節に巣食っていたがんは消えている、とのこと。 このように、 がんの新しい集積があるなど、 ルテチウムが効いていないようなので、オーストラリアの医師からテルビウム治療を勧められた。これはルテチウムが効かない患者さんに対する、次の治療とされている。

縮小維持を図れるか? 2024年06月05日

イメージ
今日PSMA-PET/CTの検査画像を見せてもらった。 頚椎から脊椎、肋骨、骨盤(特に右側)にかけてがんが散らばっている。なんと黒いことか! しかし画像は唾液腺にもあるし、お腹のあたりの黒い大きな塊は腸管と腎臓だそうである(がんではない)。肝臓も見えている。 去年12月に撮ったMRI画像と比べて、がんは増えこそすれ減っていない。ラドン吸入だけでがんを縮小させることは無理なのか? ただ腫瘍熱が出なくなって体調がよいことから、がんの活動が止まっていることは間違いない。主治医も「いままで増えてきたがんが休止している」ことを認めている。 今日血液検査してその結果を画像とともにオーストラリアの医師に送ってPSMA/Lu治療の適性を判断してもらう。治療可能となればいよいよ海外渡航である。 「標準、何回治療するのですか?」 「3回から4回です」つまり4回、オーストラリアに通わないといけない。 ただ、渡航開始するまで時間がかかるので、その間、治療をやめてしまうと、またがんどもが元気になってくるおそれがある。そこで、つなぎとしてのラドン吸入を続けることは必要である。次のサイクルのラドン吸入24回分を予約した。 主治医のいうところでは、「複数回のPSMA/Lu治療でがんを徐々に縮小させて、その後はラドン吸入を続けて維持を図りましょう」とのこと。「徐々に縮小」とはとても耳に優しい言葉だ。何もしない緩和治療よりも、こちらの方が期待が持てて断然よい。結果うまくいくことを願って・・・

CRPが下がった 2023年11月01日

イメージ
グラフは私のCRP (C-reactive protein) の変化を示す。 CRPとは身体の中の炎症の程度を示す値である。抗がん剤治療をしてるときは、PSAだけでなく、CRPの観察が必須とされる。 (参考)「マーカーとしてのCRPの臨床応用」(東京医科歯科大学) https://tmdu.tokyo/care/crp.html 今年01月05日から05月25日までゾーフィゴ&イクスタンジの治療をしたが、PSAが上がりっぱなしでまったく効かなかった。完全な去勢抵抗性がんである。「残るはドセタキセルしかありませんよ」と言われ、渋々ドセタキセル治療を始めた。始めたのがCRP=2.65と書いた06月23日、中止したのがCRP=1.16と書いた08月31日である。この間10週間。中止した理由は、貧血がひどくなったことと、画像診断の結果が悪く、「ドセタキセルも効いてないようです。カバジタキセル(ジェブタナ)に切り替えます。ドセタはもうやめます」と言われたからであった。 ドセタをやめてから、ジェブタナを開始するまでの8週間、つまり8月31日から10月25日まで、抗がん剤とおさらばして身体を回復させる期間に入った。 あとで考えると、この期間が勝負だったようだ。前半の5週間はCRPが上がり続けた。これを赤い矢印Aで示す。前回の日記 (2023年10月27日) で書いた(1)の現象が起こりまくった。熱が出て身体がしんどく、横になっているか寝込んでいる時間が多かった。 09月21日に輸血した。0926日にDWIBS検査を受け入た。10月05日の17.16をピークとして熱の出る日はなくなった。前回の日記 (2023年10月27日) で書いた(2)のモードに移ったようだ。身体も元気に動かせるようになった。そして、矢印Bで示すように、3週間後の10月25日にはCRP=1.85まで下がったのだ。 なぜ、10月05日をピークとして(1)のモードから(2)に移行したのか? 謎であるが、私の希望的な見方では、身体ががん細胞と何度も何度も闘ってくれた結果、とうとう身体の免疫力ががん細胞を抑えてくれた、勝利! ということか。  あるいは、抗がん剤はがん細胞にとって「毒」なので、毒を飲んでいつまでも生きていけるはずがない。抗がん剤投与中にCRPが上がったのは一時的な「フレア現象」であり、いずれがん細胞は壊...

コロナ感染 2023年07月19日

2度目の入院になる。 ほんとうは2クルー目から抗がん剤点滴は外来でという約束だったが、主治医の判断でまた入院することになった。 最初の点滴は無事に終わり、一週間後の次の点滴を待っているときに事件は起こった。 3連休の初日の15日に、隣室にコロナ・オミクロン株が持ち込まれたようだ。3日の潜伏期間を経て私に感染してしまった。災難である。 申し訳ありませんがただちに病院を退院してもらえませんか、抗がん剤投与は一回スルーになります、と言われた。 (追伸) 次の低用量ドセタキセルの投与は8月3日に行った。 私にとってこの一回パスが辛かったようだ。低用量ドセタキセルが効いていたと思うのに、一回パスのせいか、コロナで体力が落ちたせいか(両方だと思う)、8月3日時点でPSAが13から19と大きく上がってしまった(しかし医者はPSAが高くなっても、抗がん剤治療などでそのまま落ち着けばよいという考え方のようである)。

抗がん剤治療! 2023年06月16日

イメージ
主治医から全身MRI(DWIBS)の結果を教えてもらった、骨盤のやつらは一部消えたものもあるが居座っているのもある。おまけに脊椎に3〜4箇所ほど黒い影が。いままで脊椎は無事だったのに、なんということか! 「これはもう抗がん剤治療をしましょう。PSAも12に上がっているし・・・」 私もやむなく抗がん剤治療に同意した。 早速、日にちが決まり初回の投与日は6月22日になった。 薬品名は日医工の「ドセタキセル E E」で、いわゆる低用量抗がん剤というやつ。最初の投与後、一週間してまた投与し、その後一週間休む。このサイクルを6回繰り返す。いっしょに飲むステロイド剤はこれも日医工の「デカドロン」 (一般名:デキサメタゾン) 最初の1サイクルでは、抗がん剤投与1回目と2回目とを含む8日間の入院となる。 せっかく抗がん剤治療をするので、自家療法を組み合わせよう。これらはいままでやってきたことである。 (A)骨盤と脊椎を24時間温める。このためヒーター入りの毛布(大きめのもの)を病院に持ち込む(すでに入院済みでありこの文章は病院で書いている)。抗がん剤点滴中も背中にヒーターを当てて暖めている。 (B)ケトジェニックダイエットをする。いままでやっていた糖質制限を一歩進めで、相当量のMCTオイルを摂取する。病院でも実行。 (C)栄養をとって体力をつける。運動をする。 上の(A)に関しては、左腰骨に転移していた骨の違和感(触ると痛い感じ)が2日間の部分的な温めで消え、今日の画像にも映っていないという実績があることから、骨盤と脊椎の全体を温める効果に期待したいと思う。たっぷり汗をかくので下着は全部ポリエステル素材に替える。 (B)に関しては、MCTオイルはいままで摂取したことがあるが、今回から本格的にやってみようと思う。糖質を制限しないとケトン体が出ないので、病院食をご飯抜きパン抜きにしてもらった。看護師に頼めば簡単にできる。時々バナナや飲むヨーグルトが出るが、こういった類いはいっさい食べないことにする。家ではエネルギーを補うためバターコーヒーを飲む。しばらくやってみたら、頭のすっきり状態が続くようになった、 (C)については、この2ヶ月体重が7kgも落ちてしまった。身体が去勢抵抗性がんと戦って消耗しているのだと思う。(B)とも関連するが、栄養をとって体力をつけもとの体重に戻すことをひとつの...

イクスタンジもゾーフィゴも効いていない! 2023年05月19日 

最初、具合を聞かれたので、イクスタンジの副作用として倦怠感、筋肉の疲労感、食感の低下をつらつらと述べた。 「量を減らしていただけるとありがたいのですが」 この時点でPSAの結果はまだ出ていなかったので、いったん診察室を出た。 次に診察室に呼ばれた。 「6月12日に全身MRIを撮りますが、よろしいですね」 「はい」 「PSAは10です」 チェッ、また上がったか。 主治医は少し考えて、「これだけPSAが上がっているで、どうやらイクスタンジが効いていないようです。残念ながらゾーフィゴも効いていないようです」 ……えーっ、イクスタンジもゾーフィゴも効いていない!! 「あと残っている手段はドセタキセルしかありません」 「ちょっと待ってください、その前に放射線治療はどうですか」 「放射線ですか」と言って医者は、ゾーフィゴ治療を始める前に撮った骨シンチの画像を眺めた。 「1箇所か2箇所なら放射線もありなんですが、仙骨の両側、左腸骨の横に出っ張った部分と、左腸骨の一番下に影が映っています。骨は痛くないですか」 「痛くありません」と言ったが、あとで左腸骨の横に出っ張った部分を自分で触ってみると、右側よりも少し痛い。左仙骨も右と比べて少し違和感がある。筋トレの筋肉痛かな、と思っていた。 「4箇所ねぇ……」医者は迷っているふうにも見えた。 でも、あとで自分で触診してみたけれど、仙骨の右側と左腸骨の一番下は何もないように感じる。 「それじゃ、次の全身MRIの結果を見てからにしましょう。ゾーフィゴはもうやめましょうか?」 「いえ、続けます。あと1回なので」意地になっている。 「わかりました。ゾーフィゴは続けましょう。イクスタンジはもう飲むのをやめましょう」と言われてこの日の診察が終わった。 イクスタンジもゾーフィゴも効いていないと言われたのがショックだった。 しかし、くよくよしていられない、放射線治療にのぞみをつなぐには、これから全身MRIまでの3週間、なんとしてでも、左仙骨と、左腸骨の横に出っ張った部分のがんどもを大人しくさせなければならない。 幸い、というか不幸にもというか、コツコツと触ると右側に比べて左側が若干痛いことがわかるので、この痛みが消えるように自家治療を再開しようと思う。それには「温熱療法」しかない。骨は一番皮膚に近い部分なので、温めの効果が出やすいはずである。自分はこの温熱...

PSA少し上昇 2023年03月24日

イメージ
「体調はいかがですか?」と主治医。 「1ヶ月間、イクスタンジ飲んで疲労感があります。薬のせいか、歳のせいか、季節の変わり目か、花粉か・・・」 「昨日撮ったCT画像を見てみましょう」 画像をスキャンして止まった。足の方から見て、骨盤の左側の骨に白く濁った部分が写っている。この医師に指摘された部位を円マークしてここに載せる。 「骨のこれらの白い部分は石灰化しているのかもしれませんが・・・」と医師は言った。 CTで撮った画面だから、生きたがん細胞が白く映っているのか、死んだがん細胞の跡が石灰化しているのか区別がつかない。この白いのが全部石灰化だったら大喜びなのだが。 「骨に痛みはありませんか?」 「ありません」 「そうでしょう。この分布なら痛みは出ないはずです」 医師はもう一度画像を上からスキャンした。 「リンパ節には異変ないです。やはり骨だけですね」 「はい」 医師は血液検査報告書を見ながら言った。「貧血が少しあります。それからALPが上がってます。これは骨から来ていると思います」 たしかにALPは153と、前回(1か月前)の倍になっている。上がる理由は本当のところわからないが、骨の中でなにかの変化が起こっている。骨の修復・形成に伴う上昇だとすれば許せる。 「カルシウム剤飲んでますか?」 「飲んでます」 デノタス・チュアブルのことだ。 「PSAは5.423です。そろそろ頭打ちかなぁ?」と医師。前回は4.709。 PSAが大きく上昇するのは困る、と思っていたが、この程度の上昇でそれが頭打ちだったら嬉しい。 イクスタンジを飲むとしんどくなるから半分に減らしてください、と言おうと思っていたが気が変わった。これからは真面目に飲もうと思う。 「ゾーフィゴ治療してる患者さんのPSAの動きはこんなものですか?」 「まぁ、人によって上がり方が違います・・・」 「PSAが上がっているのはフレアといえますか?」 「その可能性はあります」 PSAの上昇が全部フレア現象から来たものであることを祈る。 「この治療を続けていきましょう」 この力強い言葉を受けて、私もこのゾーフィゴの治療を続けようと思った♪ 次回(4回目)のゾーフィゴ注射日は3月30日に、診察日は4月21日に決まった。

また3箇所出た、ゾーフィゴ投与決定!

イメージ
造影CTスキャンの結果は、内蔵もリンパ節も転移なしとのこと。これには胸を撫で降ろした。 しかし、骨シンチの結果、骨盤の中に3〜4箇所見つかった。 2022年12月08日に撮った骨シンチ 左腸骨の緑の丸はすでに放射線を当てたところで、骨シンチグラフが単に反応したのかもしれない。上の 2つの赤い丸 が仙骨付近に見つかった骨転移がん。下の 赤い丸 もある。しかもPSAは0.44と、前の0.12から大幅に上昇した。 ちょうど3年前2019年12月10日の 骨シンチグラフィの画像 と見比べてみる。 2019年12月10日の骨シンチ 3年前も仙骨付近の同じ場所から信号が出ている。なのでいま新しく発生したがんではないようだ。ザイティガを飲んでいたときは死んだふりしていたがんが、ザイティガをやめたのをきっかけに現れたようだ。それにしても、3年前右肋骨に2箇所大きいのがあったが(いまのところ)消えている♪ 主治医「これが1箇所だったら放射線を当てるのですが、3箇所見つかり、他にも小さいのがあるかもしれないので、全身に効くゾーフィゴで行きましょう」 たしかにあちこち出てきて「多発性」になったら非常に困る。 ゾーフィゴはラジウム223を血管に注入すれば骨に定着してアルファ線を出してがん細胞をやっつける、という薬。アルファ線の届く距離は0.1mm未満と短く、正常細胞に影響を与えることは少ない。 「ゾーフィゴはPSAを下げる作用はないので、これからもPSAが上がってくるようであれば、イクスタンジを処方します。上がらないようであれば、(イクスタンジは)なしでいきます。イクスタンジは倦怠感という副作用があります」 「ザイティガはだめですね?」と確認した。 「ゾーフィゴとザイティガはいっしょに使えないです。そういう臨床試験の結果が出ています」 「わかりました」 イクスタンジのような抗アンドロゲン剤はできれば遠慮したいが、PSAが上がってくるようであれば仕方ない。しかしPSAがこれ以上上がらないのが一番である。 来年1月5日にゾーフィゴの1回目を静脈注射することになった、それ以後1か月おきに投与し、合計6回投与する。効いてくれればよいが。 ラジウム223は便といっしょに排出される。便秘などありませんか、と聞かれた。あれば便秘薬を処方します。大丈夫です。 来年1月20日ごろ診察があるので、そのときのP...

放射線治療+ゾーフィゴの臨床試験 2022年10月05日

昨日、主治医から電話がかかってきて、説明したいことがあるから、明日、放射線腫瘍科に来るついでに泌尿器科に寄ってくれませんか? と言われた。 たぶん骨転移箇所が増えたのをDWIBSで見落としていた、という知らせだろう? と憂鬱だったがともかく行ってみた。 話を聞くと、骨転移の放射線治療に加えてゾーフィゴの効果を試す比較臨床試験に加わりませんか、というお誘いだった。やれやれ、ホッとした。 ゾーフィゴ(Xofigo; ラジウム223)は、去勢抵抗性で骨転移のある患者さんに適用されるが、適用病期ははっきり決まっていない。私的には、骨転移のたくさんある比較的末期の患者さんが受ける治療というイメージだったが、今回の比較臨床試験は、去勢抵抗性ではあるものの比較的初期の、骨転移数の少ない(つまりオリゴ転移の)患者さんに対して、標的放射線治療に加えてゾーフィゴを併用すれば、どのくらい効果があるかを調べる医師主導の試験とのことだ。 私はいま骨転移数が少なく、ザイティガ、イクスタンジといった抗アンドロゲン剤(ゾーフィゴと併用すべきでない薬)を飲んでいないので、対象になったのだろう。LH−RH製剤(リュープリン、ゴナックスなど)は構わないらしい。 東京医科歯科大学医学部附属病院、がん・感染症センター都立駒込病院、がん研有明病院、埼玉県立がんセンター、 大阪国際がんセンター 、金沢大学附属病院の6つの医療機関で実施されている。 患者さんをランダムに分けて、一方のグループ(コントロール群)には、標的放射線治療後ランマーク(4週毎6回)を皮下注射する。他方のグループ(ゾーフィゴ群)には標的放射線治療後、ランマークに加えてゾーフィゴ(4週毎6回、静注)を併用する。12週目と24週目に全身MRI検査を受ける。経過観察期間は2年であり、画像上で骨転移増悪を観察する。 「受けます」と、この比較臨床試験を受諾した。 どちらのグループに入るかわからないが、もしゾーフィゴありのグループに入ったなら、来週から始まる5日間の標的放射線治療の終了後、ランマークに加えてゾーフィゴの投与開始となる。ゾーフィゴなしのグループに入ったなら、ランマークのみになる(盲検試験でないから偽薬投与はない)。 比較臨床試験を受けるなど、初めての経験である。どちらのグループに入りたい? ゾーフィゴありのグループに入りたいところだが、骨髄...

放射線腫瘍科にて 2022年09月29日

「また来ました」と、きまり悪そうに言った。 「まえは前立腺と恥骨を治療されました。こんどは腸骨の上のほうですから、充分離れているので、放射線を当てることが可能ですよ」 「ありがとうございます。実は2年半前の骨シンチでも左腸骨に出ていました」そのころ、多発性骨転移と言われ、大きな病巣が6箇所、小さいのがたくさんあった。6箇所の中に左腸骨も含まれていた。 医師はその骨シンチの画面を開いた。 「これですね」 ぼんやりと黒くなっているところだ。こんどはMRIの画面に切り替えた。はっきりと黒い丸が見える。 「(MRIで見た)病巣は大きいですか?」と、恐る恐る聞いてみた。 「いえ、小さいですよ」 これを聞いてほっとした。 「骨に放射線を当てると、(骨が)弱くなると聞くのですが」 「○○さんの場合、腸骨の上の方です。このへんはあまり力がかかるところではないので・・・大腿骨のようにまともに力のかかるところなら、用心しないといけませんが・・・こんどは前と違って尿をためたりとか、便を出してからということはありません」 尿とか便とかを気にしなくて放射線を当てられるのはありがたい。あと、めったに起こらない副作用の説明も聞いたが、中身は忘れた。 来週、位置合わせのためのCTを撮って、その次の週の10月12日(水)から10月18日(火)まで、放射線治療をする。1日あたり7グレイ、5日間で35グレイの放射線量である。

また放射線腫瘍科のお世話になることに・・・2022年09月22日

イメージ
「調子はいかがですか」 「尿の勢いはまだ弱いです。でも今日は検尿カップに90ccとれました。放射線治療直後は40ccしかとれなかったのに」 「夜間排尿回数は?」 「2〜3回、良いときは1回ですね」 「放射線治療前は?」 「2回でした」 「少しずつ良くなってますね」 でも、前立腺肥大の薬シロドシンとべオーバは継続することになった。 次に、主治医は血液データを見ながら、PSAは0.094です、と言った。 「えーっ!」 てっきり下がっていると思っていたのに。 「0.071の上昇です」 どうして上がったんだろう。 「ザイティガをやめたので正常な細胞がPSAを出しはじめたことないですか?」 「いや。○○さんはいまリュープリンを打っているので、それは考えにくい」 2週間前(9月9日)に撮ったDWIBSの画像を見せてもらった。 読影の内容は、『左腸骨に高信号があります、前立腺全体に信号が残っています、(放射線治療済の)左恥骨の信号は消えています』だった。 「前立腺全体に信号が残っているのは、放射線を当ててまだ間がないから仕方ないです。問題は 左腸骨 です」 主治医はしばらく考えていた。 「前、ザイティガは何錠飲んでましたか?」 「1日4錠です」 ザイティガを減薬して再度処方するつもりだろうか? またザイティガで副腎が痛めつけられると思うと、たとえ2錠でもそれは遠慮したい。 そもそも、2019年冬の発病当時、骨シンチで見れば前立腺がんの病巣がたくさんあり(多発性骨転移)、左腸骨にも病巣があった( 2019年12月10日の日記 の一番右の写真(背面)の左骨盤のところ)。ところが2022年4月15日のDWIBS検診では左腸骨も含めてほとんどのがんが消えていた。なぜ今また現れたのか? ザイティガをやめて1か月になるが、この1か月で腸骨にいるがんのやつらが勢いを盛り返してきたのだろうか?  「放射線治療しましょう」 そう、抗アンドロゲン剤よりも、ピンポイント照射で根こそぎ治してもらうのが良い。 左腸骨1か所で済めば良いのだが・・・これよりほかに、出てくるなよ🙏  しかし1か所だけ見つかってよかった、とも言える。PSAのみ上がってがんの居場所がわからない人もいるし、以前の私がそうだったように多発性骨転移の人もいる。 また、当院の放射線腫瘍科のお世話になることになった。今月29日に予約を入れ...

放射線治療終了から7週目 2022年08月12日

イメージ
「順調に下がってますね・・」と主治医。 今日(8月12日)は前立腺と左恥骨への放射線治療終了後7週目になる。PSAは0.023。前回(放射線治療終了後1週目)の0.175から大きく下がった。 「よかった」いままでの努力がようやく数値に現れた。 「前にも言いましたが、これからザイティガを休みましょう」 限局がんの場合、放射線治療前後にホルモン療法を併用することがあるが、これは身体のどこかに潜んでいるかもしれない微小がんを消すためだとすると、私はもう2年半もザイティガを服用しており、目的は充分達しただろう。ホルモン剤を長期間続けることによる副作用もある。よってザイティガの休薬に異論なし。その後、8月15日から服用をやめた。 「ザイティガやめたあと、いっしょに飲まれているプレドニンは、量を半分にして1か月続けてください。錠剤を半分に割るのが大変なら、2日に1錠でもよいですよ」 これも了解した。プレドニゾロンを徐々に減らすのは、副腎の機能回復を待つためである。ついでに、いまプレドニゾロンを一日5mgでなく、2.5mg飲んでいる理由を主治医に説明し納得してもらった。これから1か月は、プレドニゾロン2.5mg錠を半分に割って1日に1回服用することにする。 長期間のホルモン療法でもろくなった骨をもとの硬さに戻すため、主治医からランマーク(デノスマブ)の投与を勧められており、歯医者の了解も得ている。今日、注射されるかなと思っていたら、「ザイティガの休薬と同時、というのも何だから、ランマークは次回からということにしましょう」と言われた。これも了解である。 ザイティガをやめて、身体がどう変化するのか。まず、一日に何回も起こる発汗現象が収まってくれればありがたい。筋力も復活してくるかな? 体毛は生えてくる? 性的な欲望は? 加齢臭が出るかも? それらは、これからのお楽しみとしよう。しかしザイティガを2年半も続けたのだから、しかもリュープリンは相変わらず続けるし、完全に元の身体に戻ることは期待できないかもしれない。 「次回は体幹MRIを撮ります」 放射性治療したあとの、身体の骨の状態をDWIBSで診てくれるのだ。ありがたい、この病院は至れり尽せりだ。でも心配性の私だから、新たな信号をキャッチしました、と言われたらどうしよう、と思ってしまう。いやいや、こんな縁起の悪いことを想像するのはやめて...

ついに、放射線治療への道筋がついた 2022年05月06日

今日は診察日。主治医は、私が発病初期に奈良県総合医療センターで撮った 骨シンチの画像 と、この4月15日に撮ったDWIBSの画像とを見くらべながら、 「前立腺と、やはり左恥骨に、がんの活動が見えますね」 他の骨転移箇所への言及はなかった。 「PSAは0.291です」 ひと月前と比べて0.08の上昇だ。 「急激な上がりではありませんが」と主治医。「しかし薬(ザイティガ)の効きが落ちていることは確かです」 「そこで」と主治医は切り出した。「 前立腺と左恥骨に放射線を当てることが可能です 」 おお、ついに主治医から新しい治療方法の提案があった! 「ホルモン治療で収束できるという目処が立てば、ホルモン治療を続けてもよいと思っていたのですが・・・」 私はもう少し様子見かな、と思っていた。しかし今日のPSAの上がりを見てもわかるように、いまのホルモン治療では収束を望めないのだ。特に原発巣のやつらが強力すぎる。 「このままだと、イクスタンジ、ドセタキセルのコースになりますよ」 確かにそのとおり。 「私はずっと、(多発性骨転移で)手術も放射線もできないと言われ続けて来たので、放射線治療してもよいと言われてうれしいです」 放射線は5箇所までなら保険適用があると聞いている。私のは前立腺と恥骨の2箇所である。 「前立腺はIMRT、恥骨はSBRTですね?」 「ではOKですね。エビデンス的には、(放射線治療によって)治療期間を延ばすことができます。 これはチャレンジです 。それと、 休薬ができます 。ただ、注射(リュープリン)は続けないといけませんが」 放射線治療中も抗アンドロゲン剤の服用を続けるものとばかり思っていたので、薬を中断すると聞いて腑に落ちなかった。しかしホットフラッシュがなくなるかもしれないと思い、ちょっと嬉しくなった。 そんな細かなことはさておき、これから新しい治療方法に挑戦だ! 「では、放射線医を紹介します・・・」 5月18日(水)に放射線医との面談日が決まった。泌尿器科の主治医とはその2日後の5月20日(金)に決まった。いまから2週間後。さすが、この主治医はやることが早いな。 ついに、 新しい治療フェーズに突入だ 。 本当は不安がいっぱいあるのだが、それは放射線医との面談でぶつけてみよう。 骨に居たがんが画面から消えたのも(左恥骨は除く)、ザイティガの効果と、自分の生活習...

限局性去勢抵抗性前立腺がん(m0CRPC) 2022年04月23日

昨日の診断で、骨に転移したがんがすべて消えた(らしい)ことの余韻が続いている。 自分なりの分析をしてみる。 今年の1月28日、前の白庭病院の診察で頭蓋骨と恥骨のがんが消えたとの報告を受けた。今回の全消滅(かも)はその延長線上か? 結局、いままでは遠隔転移ありの去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)だったのが、限局性去勢抵抗性前立腺がん(m0CRPC,nmCRPCとも書く)に看板替えできたかもしれないということである。 主治医とはまだ話し合っていないが、原発巣への放射線治療が可能かもしれない。 ただし、これからも原発巣をしっかり制御していく自信があれば、ホルモン治療のみを続ける、という選択肢もありそうだ。m0CRPCに対して、ニュベクオ(ダロルタミド)、アーリーダ(アパルタミド)の保険適用がある。下の「M0CRPCに対する治療戦略」によれば、ニュベクオと他の抗アンドロゲン剤との交代療法もあるようだ。 参考文献「M0CRPCに対する治療戦略」 https://www.nubeqa.jp/sites/g/files/vrxlpx13766/files/2021-02/PJ7-1.pdf こう書いていると、ホルモン単独治療の継続を望んでいるように見えるが、そのとおりである。手術や放射線治療をすると、尿もれ、頻尿、出血などQOLの低下が免れないので、身体を傷めずに、このまま元気に生きて行くことができれば望ましい。 しかし、原発巣にいるやつらは顔つきが悪く、アビラテロンさえも効かなくなったタチの悪いやつらなので、薬の力を借りて自己免疫力でやっつけようとして、もし失敗して原発巣ががんの供給源になって新たな遠隔転移がおこったら取り返しのつかないことになる。よって、これからもPSAが上がり続けるようであれば、原発巣への根治的治療が必要な気がする。 逆にPSAが落ち着いているならば、今あわてて動く必要はないかもしれない。 どの治療方法で行くか主治医の意見を参考にして決めるつもりである。 こんな贅沢な悩みが生まれたのも、骨に転移したがんがすべて消えた(らしい)からである。2年にわたりずっと飲み続けてきたザイティガ(アビラテロン)の効用が大きいと思う。また、食事制限、運動、腸活と、さまざまな自家療法を取り入れてきたが、それらのうち、いくつかが効いたのかもしれない。

えっ、うそー! DWIBS画像でがんが映ってない・・・ 2022年04月22日

今日は、一週間前の4月15日に大阪国際がんセンターで撮ったCTとDWIBS(体幹MRI)の結果を教えてもらう日だ。 主治医は、まずCT画像については「肺にもリンパ節にも腫瘍はありません」と言ってくれた。まずは良し👍 ここに放射線医が読影した所見文をそのまま載せる。 「肺野に有意な病的結節(-)、右肺中葉に炎症性容積減少、肝内SOL(space occupying lesion)(-)、LN(-)、CT上は前立腺内の腫瘤は明らかでない。描出されている骨はintact.」ここでintactとは損傷を受けていないという意味。 このようにCTで見つかった病変はない。 つぎに、DWIBSの画面をひととおり上から下まで見せながら主治医は言った。 「骨の病変は見当たりません」 えーっ! と我が耳を疑った。ちょっと信じられない。 前の病院では、胸骨、肋骨、寛骨など、いくつかの部位でがんが居すわり続けて多発性骨転移と言われてきたのに。 「前の病院では、右肋骨を指摘されていたのです」 「どのへんですか?」 私は右脇腹を示した。 画面上で右肋骨を見せてくれたが、特に何もなかった。 前の病院で消えたと言われたがん病巣もあった。 「前の病院では恥骨のがんはなくなったと言われたのですが・・」 「右ですか、左ですか?」 「覚えてません」 主治医が恥骨の画面を見せてくれたら、左の恥骨にややグレーの部分があった。ここはがんが疑われる。 ここに大阪国際がんセンターのDWIBS読影所見をそのまま載せる。 「 骨転移病変は明らかでない。 左恥骨病変は骨シンチと比較必要。 前立腺肥大が見られ尖部の信号上昇あり、原発部分の再発疑い。 」( 赤い文章 は泌尿器科の主治医がその場で付け加えたもの) 短いが、極めて重要な内容だ。骨に複数箇所転移していたがんが消えている、あるいは消えかかっているのだ(左恥骨だけは精査が必要)。 だとすると、 いままで一年かけてPSAが上がってきたのは、骨でなく、原発巣からだった ということになる。前立腺の尖部にのみ異常が残っているのは、私の排尿感の改善とも一致する。 「私はALPが、PSAといっしょに上がってきたので、てっきり骨だと・・・」 「骨以外の原因でALPが上がることもあります。○○さんが最初に奈良県総合医療センターで撮られた骨シンチの結果と見比べてみたいのです。骨シンチに...

不安に思うこと 2022年04月09日

2022年04月22 日に体幹MRI検査の結果が分かるのだが、不安だらけで、鬱になりそうである。  (1)骨に転移したがんについては、広がっていないか心配である。 白庭病院では、CT検査の結果、胸骨体部、右第5肋骨、右第7肋骨、寛骨の4箇所にがんが残っていると言われた。今度の大阪国際がんセンターの体幹MRIで、4箇所を超えてたくさんがんが見つかったら定位放射線治療の選択肢はなくなる。そうなったら化学療法かPSMA標的治療しか残っていない。抗がん剤は繰り返し使っているとだんだん効かなくなるので完治は望めない。PSMA治療ではオーストラリアかドイツに行かなければならないが、果たしてこれで完治するのかどうか?  (2)原発巣については楽観的である。 去年の秋頃と比べていま排尿感が非常に良いので、おそらく、全身ホルモン治療しているうちに原発巣内のがんは消滅に向かっている、と確信している。 ヒロ@福岡さんのAmebaブログ「前立腺がんステージ4という新たな生きがい」 https://ameblo.jp/hirotakatori/ 定期診療結果(2022.4.4)の CT結果(3/14)で、 「前立腺のサイズは著変ありません。局在病変は指摘できません。」との放射線医のコメントが紹介されている。※  前立腺内には、非常に小さながんと思われる部分が残っているだけです。主治医によれば「 前立腺内のがんは全身治療で全く無くなることも少なくない 」とのことです、とヒロさんが感想を述べている。私の前立腺内のがんもこれだと思っている。

大阪国際がんセンター 2022年04月08日

 大阪国際がんセンターへ行ってきた。初めてで勝手がわからず、人も多いし緊張しっぱなしだったが、新しい主治医から受けた言葉は次のとおり。 ・PSAは0.211です。検査キットが違うので、前の数値と直接比べられません。  ---しかし前と比べて上がっているので、私は背筋が寒くなった。 ・○○さんは最初PSA15.8からのスタートですが、PSAをあまり出さないがんかもしれません。  ---腺友倶楽部の理事長と同じことを言われた。PSAの低いがんはたちが悪いので、これにも背筋が寒くなった。 ・ザイティガをイクスタンジに変更しても普通は効かないことが多いですが、○○さんは、まだPSAも低いので(少しは)効くかもしれない。プレドニンは2.5mgですか。  ---これで次はイクスタンジだと思った。ステロイド剤の用量を効かれたのは、ザイティガをやめるときにステロイド剤を急にやめてはならず、徐々に減らしていく必要があるからである。 ・私から、遺伝子パネル検査も視野に入れてほしいと言った。前の白庭病院から生検の標本があるはずです。その場で封筒を開けてみたが、プレパラートだった。  ---白庭病院は全部入れてくれたはずなのに・・・また前の病院に取りに行かないといけない。 ・新しい主治医が言うには、画像検査の結果を見るまでは、今後どうするか判断が下せない。今日、CTをやっときます。造影剤(ヨード剤)を使ってCTを撮ったことありますか?  ---造影剤は初めてだと言った。昼から、CTの画像をとることになった。 ・CTだけでは不十分なので、体幹MRIを撮ります。予約を入れてみます。  ---体幹MRIとはDWIBSのことだ。もちろん異存ない。さらに骨シンチを撮るとは言われなかったので、大阪国際がんセンターでは、体幹MRIが標準なのだろう。結局、一週間後、体幹MRIを撮りにまた来ることになった。次の診察は、その一週間後、画像診断の結果を見ながらとなる。

転院を申し出る  2022年03月25日

イメージ
「ほふく前進ですなぁ」と白庭病院の主治医の言葉。 PSAは0.156。前回の0.138と比べて0.018の増加。グラフを載せる。確かに今までの加速度的な増加に比べて、今回は増え方がおだやかになっている(^^) まだザイティガを服用中。 3月10日の日記にも書いたが、この一ヶ月、以前あった膀胱のむずむず感が若干へり、尿意を催して夜中に起きても、トイレに行くの邪魔くさいから、と我慢できるようになっている。うまく行くと、夜間1回で済む夜もある。 以前は尿意があって夜中に起きれば必ずトイレに行っていた。一晩3回は普通、下手をすると4〜5回も行った。 私に言わせれば、薬は変えていないので、下腹部への電気ヒーターや懐炉による温活が効いて、原発巣にいるやつらの活動が鈍ってきた、のである! 次回、顕著な数値の増加がなければ(願わくば下がってくれれば)、自分流の温活作戦を自信を持って継続していくことができるのだが。 「ALPはどうですか?」と私から聞くと、「123です」 前回の134に比べて11減少した。私に言わせれば、これも右肋骨への電気ヒーターによる温めが効いて、骨にいるやつらが大人しくなってきたに違いない。次の測定でALPが上に行くか下に行くかを大いに注目したい。 主治医の言うことには、PSAが2くらいになるまで、(薬は変えるにせよ)ホルモン療法を続ければよい、それ以後は化学療法。まだまだ大丈夫です。と言うが、それは傍からの冷ややかな見解であって、私は、のんびり待つ気は全然なく、今すぐにでもPSAとALPを下げたいのだ。 「先生お願いがあるのですが」 「は?」 「転院させてほしいのです」 私は大阪国際がんセンターへの紹介を依頼した。「むこうは設備が整っているので」と言うと、医師はいやな顔をすることなく、紹介状を書くことを引き受けてくれた。ほっとした。 でも「○○さんは手術できない身体だから・・・」 私は、こういう言い方をされるのが差別に聞こえ、気に入らないのだが・・・ わかっている。大阪国際がんセンターに移っても同じような服薬治療になることは。しかし、骨シンチやDWIBSで骨の状態を詳しく診断してもらえることを期待している。 また、腺友倶楽部の理事長に言われたように、遺伝子パネル検査もしてもらうつもりなので、生検時の標本もお願いした。 画像診断でどこの骨にいるやつがどのくらい勢...

理事長に相談してみた 2022年03月09日

イメージ
昨夜、腺友倶楽部の理事長に私の病態を相談してみた。結果、新しい知見が得られたので、ここに書き留める。 (1)骨転移 今年1月のCT画像診断で、恥骨と頭蓋骨の病変が消えているとの報告を白庭病院の放射線医から受けた(書面)。これで残りは4箇所、定位放射線治療の射程に入った、と内心喜んでいたのだが、理事長によると骨に対する定位放射線治療はおそらく認められないだろうとのこと。なぜなら、骨転移箇所が最初多かったのが減ってきただけで、その4箇所に定位放射線を当てても、まだ他に小さいやつが隠れているかもしれない。そいつらが動き出せば、いままでした定位放射線治療は無駄になってしまう可能性がある。 なるほどそう言われてみればそのとおりだ。理事長に「ALPの動きはどうですか?」と聞かれた・・・。しまった、ALP(アルカリフォスファターゼ)をグラフにしていなかった。迂闊だった。そこで、いままでに測定したALPをグラフにしてみた。 グラフを見ると、 去年4月にストンと下落しているが、単位がJSCCからIFCCに代わったための下落であって、実質に変わりはない。 確かに 去年の秋ごろから少しずつ上がっている 。ということは、 骨のどこかに巣食っているやつらが増殖している ということを示している。ただCT画像に現れていないだけである。これで「骨は動いてない、大丈夫」という私の思い込みは見事に外れた。いままで原発巣のやつらが動いていると思い込み、排尿感ばかりを気にし、下腹部を温めていたのだが、骨のやつらが徐々に動いていたのだ(怖)。どおりで排尿感は悪くないのにPSAが上がっていたわけだ。 (2)新しい病院 やはり 骨を含めた精密診断が必須 となる。いまの白庭病院の主治医は精度の低いCT映像のみを参考にしてホルモン療法、化学療法することしか考えていない。そこで、精度の高い診断ができるDWIBSを積極的に活用してくれて、骨への定位照射を考えてくれて、可能ならば原発巣への放射線治療も考えてくれるような病院はありませんか、と理事長に訊ねてみたところ「大阪国際がんセンター」とのことであった。これで決まった、理事長に感謝。 (3)最初の骨転移数のわりにはPSAが低い 最初、多発性骨転移と診断されたとき、あれだけの骨転移数があればPSAは3桁行ってるはず。なのにあなたのPSA=15は低すぎる、との気味の悪いお言...