理事長に相談してみた 2022年03月09日
昨夜、腺友倶楽部の理事長に私の病態を相談してみた。結果、新しい知見が得られたので、ここに書き留める。
(1)骨転移
今年1月のCT画像診断で、恥骨と頭蓋骨の病変が消えているとの報告を白庭病院の放射線医から受けた(書面)。これで残りは4箇所、定位放射線治療の射程に入った、と内心喜んでいたのだが、理事長によると骨に対する定位放射線治療はおそらく認められないだろうとのこと。なぜなら、骨転移箇所が最初多かったのが減ってきただけで、その4箇所に定位放射線を当てても、まだ他に小さいやつが隠れているかもしれない。そいつらが動き出せば、いままでした定位放射線治療は無駄になってしまう可能性がある。
なるほどそう言われてみればそのとおりだ。理事長に「ALPの動きはどうですか?」と聞かれた・・・。しまった、ALP(アルカリフォスファターゼ)をグラフにしていなかった。迂闊だった。そこで、いままでに測定したALPをグラフにしてみた。
(2)新しい病院
やはり骨を含めた精密診断が必須となる。いまの白庭病院の主治医は精度の低いCT映像のみを参考にしてホルモン療法、化学療法することしか考えていない。そこで、精度の高い診断ができるDWIBSを積極的に活用してくれて、骨への定位照射を考えてくれて、可能ならば原発巣への放射線治療も考えてくれるような病院はありませんか、と理事長に訊ねてみたところ「大阪国際がんセンター」とのことであった。これで決まった、理事長に感謝。
(3)最初の骨転移数のわりにはPSAが低い
最初、多発性骨転移と診断されたとき、あれだけの骨転移数があればPSAは3桁行ってるはず。なのにあなたのPSA=15は低すぎる、との気味の悪いお言葉を頂戴した。PSAをよく出すいがんのほうが治りやすい、というのはこの世界の常識である。私のはPSAをあまり出さないがんらしい。少なくともそういう雰囲気がある、と理事長に言われた。そこで、遺伝子パネル検査(BRCA遺伝学的検査)を受けるのも有力です、とすすめられた。
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