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イクスタンジもゾーフィゴも効いていない! 2023年05月19日 

最初、具合を聞かれたので、イクスタンジの副作用として倦怠感、筋肉の疲労感、食感の低下をつらつらと述べた。 「量を減らしていただけるとありがたいのですが」 この時点でPSAの結果はまだ出ていなかったので、いったん診察室を出た。 次に診察室に呼ばれた。 「6月12日に全身MRIを撮りますが、よろしいですね」 「はい」 「PSAは10です」 チェッ、また上がったか。 主治医は少し考えて、「これだけPSAが上がっているで、どうやらイクスタンジが効いていないようです。残念ながらゾーフィゴも効いていないようです」 ……えーっ、イクスタンジもゾーフィゴも効いていない!! 「あと残っている手段はドセタキセルしかありません」 「ちょっと待ってください、その前に放射線治療はどうですか」 「放射線ですか」と言って医者は、ゾーフィゴ治療を始める前に撮った骨シンチの画像を眺めた。 「1箇所か2箇所なら放射線もありなんですが、仙骨の両側、左腸骨の横に出っ張った部分と、左腸骨の一番下に影が映っています。骨は痛くないですか」 「痛くありません」と言ったが、あとで左腸骨の横に出っ張った部分を自分で触ってみると、右側よりも少し痛い。左仙骨も右と比べて少し違和感がある。筋トレの筋肉痛かな、と思っていた。 「4箇所ねぇ……」医者は迷っているふうにも見えた。 でも、あとで自分で触診してみたけれど、仙骨の右側と左腸骨の一番下は何もないように感じる。 「それじゃ、次の全身MRIの結果を見てからにしましょう。ゾーフィゴはもうやめましょうか?」 「いえ、続けます。あと1回なので」意地になっている。 「わかりました。ゾーフィゴは続けましょう。イクスタンジはもう飲むのをやめましょう」と言われてこの日の診察が終わった。 イクスタンジもゾーフィゴも効いていないと言われたのがショックだった。 しかし、くよくよしていられない、放射線治療にのぞみをつなぐには、これから全身MRIまでの3週間、なんとしてでも、左仙骨と、左腸骨の横に出っ張った部分のがんどもを大人しくさせなければならない。 幸い、というか不幸にもというか、コツコツと触ると右側に比べて左側が若干痛いことがわかるので、この痛みが消えるように自家治療を再開しようと思う。それには「温熱療法」しかない。骨は一番皮膚に近い部分なので、温めの効果が出やすいはずである。自分はこの温熱