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ナルサス錠 2025年05月21日

ときどき大腿部にチクチクした疼痛が発生し、QOLが著しく低下し、難儀している。医者もこのことを理解してくれており、痛み止めの薬として麻薬系のナルサス錠を処方してくれた(1日1回2錠)。これが効いてくると、痛みがサッと引く。おまけとして、ロキソニン(朝夕1錠ずつ)も処方してくれた。どちらも強い薬であり、副作用などよく聞いて気をつけて飲んでいこうと思う。 明後日(5月23日)は大腿骨への放射線照射予定日。5日間続けて照射する。 当てる強さは4Gyを5日間で合計20Gy。これで大腿骨の痛みが根本からなくなってくれれば、嬉しいのだが。

マーキング 2025年05月20日

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  市立奈良病院でCT画像を撮って、大腿部にマーキングをしてもらった。 「ひどい貧血」(5月5日)の項で書いたように、神戸の病院で医者に「骨髄の造血作用が弱っている」と言われていたが、今日、市立奈良病院のCT画像で骨に巣くうがん細胞の状態を担当医にこの目に見せてもらって、「また輸血が必要になるときがくるでしょう」と言われ、ますます落ち込んでしまった。 普段から左右の大腿部がチクチク痛むと愁訴していたので、大腿骨に巣食うがんに緩和放射線を当ててもらうことが決まった。当てる強さは4Gyを5日間で合計20Gy。これでがん細胞が死ぬか弱るはずであり、痛みも緩和されるだろうから、大変ありがたい。この病院に来た目的達成である。 ↑太ももに施したマーキング、ここに放射線を当てる。 緩和放射線でなくIMRTはどうか、と訊ねたが、単純な形状の大腿骨に当てるだけなので、コンピュータで制御するIMRTは大げさであると、否定的だった。実際、この病院にIMRT設備はなく、IMRTをやってもらおうと思えば、県内のもう一段と大きな病院に行く必要がある。 医者は痛みを取るために麻薬系の薬を試すことを勧めてきた。「麻薬系」と言われるとなんとなく抵抗を感じるけれど、まあ効いたらよい、仕方ないか、という気持ちである。

放射線治療 2025年05月18日

  主治医の提案で、左右の大腿骨に巣くっているがん細胞をやっつけるために放射線治療を検討することになった。 担当医は、主治医の知り合いの知り合いの泌尿器科の先生となる。治療する病院は市立奈良病院。昨日、担当医と会ってきた。 大腿骨に巣くっているがん細胞は他から場所的に限局しているため、放射線が当てやすく、他への影響も少ないと思われる(私的見解)。

核酸ドリンク

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  主治医の提案で、「核酸ドリンク」を飲むように勧められた。これでPSAが下がったというデータが出ているそうだ。栄養補助食品であり、価格も安い。 https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-12498.html

ひどい貧血 2025年05月05日

PSAは前回43.1だったが、39 と 少し下がっていた。高価なPSMA治療してもなかなか下がらなかったのに。ニュベクオの服用と、脚の温めと、脚のマッサージが効いていると思う(脚に重点をおいたのは画像を見ると左太ももの骨に大きながんの塊があるからである)。 ただ、強烈な貧血に見舞われており、(Hb=5.5)と医者も驚くような値。5月7日に緊急輸血入院することが決まった。 気分が悪く「寝たきり」状態でトイレに行くときだけ立つ。飛行機のビジネスクラスに長時間乗っている ようなものである。 輸血は8単位(4パック)を二日間かけて行った。輸血を担当する医者はニュベクオを飲む程度でこんなひどい貧血はおこらない、もしかして内臓(たとえば胃や 大腸)からの出血があるかもしれないと考え、全身のCTを撮った。その結果、輸血担当医の話: 「 CTで見たところ、内臓から出血しているようなところはなく、リンパ節も健全で、やはりヘモグロビンを作る方、骨髄の造血作用が弱っているのではないか? これを回復させるには骨に巣くっているがん細胞をやっつけないといけない。でないとまた貧血が起こる可能性がある。そのときはまた輸血が必要となるだろう。次に輸血されるときは当院に来られても歓迎するし、お家の近くの病院で対応可能な病院があればそこでも良いだろう。 がん細胞をやっつける解決策としては、現在の保険のきく治療ではおそらく無理で、いまされている外国での治療などが有力だろう。今の主治医と良く相談されてください。」

いままでの数値 2025年04月26日

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  2Luとある2本の下向き矢印のはルテチウム治療を2回やったということ。PSAは上がりっぱなしで、Luは効かないことがわかった。 3Tbとあるようにテルビウム治療を3回やった。PSAは最初抑えていたが、徐々に効かなくなってきた。 その後テルビウム治療をやめて日本でドセタキセル+ニュベクオを投与し、これが効いてPSAは46.9から35.7に下がり、骨の痛みも消えた。しかしすぐに50.7まで上がった。これはフレアだったようで、その後43.1まで下がっている。 このまま様子を見て、オーストラリアでアクチニウムAcが用意されたときに、現地に行って治療を受けようとおもっている。それまで最低でも現状を維持することが課題である。

Acが入るまで我慢 2025年04月24日

PSAは少し(7だけ)下がって43.1。35.7から50.7に飛び跳ねたのは、抗がん剤によるフレアだったようだ。 ニュベクオと、脚の温めと、脚のマッサージをやっているので、これらが効き続けてPSAを現状維持すれば良いが。 アクチニウム治療を期待しているが、残念ながら今オーストラリアの病院に在庫がないそうだ。二、三ヶ月で在庫が入るそうなのでそれまで、ニュベクオの服用等で時間を稼がないといけない。 なお、日本でアクチニウム保険治療が認められるのは、まだまだ先とのこと。期待できない。

フレア現象か? 2025年04月10日

「抗がん剤中止」の日(04/04)に血液採取した結果が、今日出た。なんと、PSAが50.7 と、せっかく下がった前回の35.7 から跳ね上がっている。主治医は、がん細胞が本当に広がっているのか、単なるフレア現象なのかわからないと言い、しばらく様子を見ることにした。本当に広がっているようであれば、抗がん剤もニュベクオも効かなかったことになり、次はアクチニウム投与を考えなければならない。 電気掛け毛布を買って、電気敷き毛布とともにサンドウィッチ式で足腰を温めることにした。少しでもがん細胞を弱らそうという作戦である。 アクチニウム投与は、いずれ必要になると考えている。ただそれまでに、ニュベクオの利き方、サンドウィッチ加熱の効果を確かめておきたい。次のPSA測定結果を待つ。あまり楽観はできないが。

抗がん剤中止 2025年04月04日

今日は3回目の抗がん剤を打つ日だが、体調はすこぶる悪く、駅のトイレに入って下痢をしまくった。ほうほうの体でクリニックにたどり着いて血圧を測ると上が73。 「これでよくここまで来れましたね」抗がん剤はもちろん中止。ただヘモグロビン値は10.5と10を超えたので骨髄は正しく機能しているようである。輸血しなくて済んだので助かった。 CRPが27と高く、白血球数が11,410と高く、主治医によると、体の中(腸とか胃)に細菌性の感染部位があるようで、3日間入院して、抗生剤を打つことに決まった。 腸や胃の調子が悪いのはニュベクオの副作用もあるかもしれないと考え、主治医と相談のうえニュベクオの服用をしばらくやめることにした。

日本で治療再開 2025年03月15日

オーストラリアで受けたPSMA標的治療について、ルテチウムを投与してもPSAは上がりっぱなし。Shingh先生のすすめもあってルテチウムは2回で中止、そのあとテルビウムに切り替えた。テルビウムは最初がんを押さえていたが、3回目の投与あたりからPSAが上がりだした。普通ならこの後、強力なアクチニウムに切り替えるのだが、これ以上続けるのはコストがかかりすぎる。 そこで、オーストラリアでの自費治療は中断することにして、思い切って日本での治療に切り替えることにした。Singh先生からヒントをもらったドセタキセル+ニュベクオの併用療法である。これがPSMA/Lu, PSMA/Tbに抵抗性を示した強力ながんどもにどのくらい効くか、やってみないとわからないが、ともかくドセタキセルを点滴で入れて、ニュベクオの服用をはじめた。 その後、太ももの筋肉痛が軽くなって歩行が容易になる(今まで杖をついたり車椅子に乗ったりしていた)という変化があった。 ドセタキセルの投与後3週間目の3月14日の採血で、PSAが下がってくれた! PSA 46.877(2/8)→35.664(3/14) PSAの低下は一年ぶりである。これで幸先良いスタートが切れたようだ。 3月14日に2回目のドセタキセルを打った。採血は3週間後の予定である。PSMAがさらに下がってドセタキセルとニュベクオとの併用療法が長く効くことを期待している。 今まで「祈る」が多かったが今度は「期待する」に変わった🎵

PSMA治療中断 2025年02月18日

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ZOOM会議にてShingh先生:「PSMA治療を5回続けてきましたが赤血球、白血球、血小板は正常値、腎臓、肝臓も正常。内臓に転移なし、ただPSAは40のまま横ばいです。あと1回、三月にテルビウムTbなりアクチニウムAcなりで治療して、その後治療をおやすみして様子を見ませんか?」と勧められた。 私としては、PSAが下がらなかったのが残念だった。三月にTb治療してもPSAは下がらないだろうし(Acなら下がるかも)、その後、治療を打ち切れば2ヶ月したらまた上がってくる。そのたびに、PSMA自費治療を再開していると破産してしまう。 そこでShingh先生からヒントをもらった併用ホルモン治療をShingh先生に提案してみた。 「いま体の中でTb放射線の出ているうちに、 ドセタキセルを点滴します。そして ニュベクオを服用開始すればどうでしょうか」 これで一定期間、がん細胞を抑えてくれることを期待する。 「治療法を変えてみること、それは大変良い考えです」とShingh先生は賛成してくれた。「その新しい治療の結果、またPMSA治療を検討されるときはご連絡ください」 「了解しました」 同じ会議で神戸の主治医からShingh先生への質問:「PSAを判断するのに、ドセタキセルを何回やれば良いでしょうか」 「普通4回から6回ですが、この場合2回でしょう。あまり多くすると、骨髄がやられます。そのあともダロルタミドを続けてください」 骨髄がやられると、あとでするかもしれないPSMA/Ac治療ができなくなるおそれがある。2回という指針をもらったことは良かったと思う。 あとはニュベクオに頼るのみだが、主治医はラドン吸入の併用も勧めてくれている。 これらの薬が(少なくとも何もしないで放置するよりも)PSAを下げ、長く効いてくれることを祈るばかりだ。 これでPSMA治療はひとまず中断となった。そして明後日は1年何ヶ月ぶりでドセタキセルの注入である。

併用ホルモン治療 2025年01月14日

  オーストラリアのパースにてShingh先生:「どうしてアクチニウムAcを選ばなかったの?」 「Acはコストが高いです」 「確かにTbの1.5倍はします。でも今度PSAが上がってきたらAcですよ」 というわけで今回はTbを注入してもらった。 Shingh先生にホルモン治療のことを訊ねると、いつから始めてもらっても結構です。いまTbの放射線でがん細胞のDNAが切れかかっているので、この機会にニュベクオ、抗がん剤ドセタキセルをいっきに投入すれば良い結果が得られるかもしれません。このことは神戸の主治医も承知しており、私が 日本に帰ったらこの併用ホルモン治療を提案するつもりである。 ところで貧血対策のため鉄剤(クエン酸第一鉄ナトリウム)を飲んでいるが胃の調子が悪く元気がない。減薬を相談しようと思う。