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肝炎ウィルスは「ミケンシュツ」 2021年11月30日

今日11月30日に奈良県総合医療センターの消化器内科に行って、B型肝炎ウィルスの検査結果を聞いてきた。結果は、前回(8月23日)に続いて、今回も「ミケンシュツ」(陰性)。 アビラテロンとプレドニン(5mg)をセットで飲み始めたのが2020年の2月。それ以来1年間ずっと陰性だったのに、2021年の2月から「陽性」に転じた。ヤンセンファーマのザイティガのページを見ると、ザイティガの副作用として第一位に「肝臓のはたらきが悪くなる」と出ている。 これはやばいと思い、プレドニンを半分に割って飲みだした(主治医も公認済)。そのおかげか、それから半年後に「陰性」に戻った。そして、今日の採血結果も続いて「陰性」であった。 これで安心してアビラテロン(4錠1g)とプレドニゾロン(2.5mg)をセットで飲み続けることができる。アビラテロンを朝4錠でなく、朝夕2錠ずつ飲み始めたことは前回の日記に書いたとおり。

アビラテロンの飲み方を変えてみた。 2021年11月28日

ホルモン感受性のころはアビラテロン(ザイティガ)を早朝4錠飲むだけで効果が終日続いたのだが(その分、薬の副作用とされる発汗量もすごかった)、PSAが上昇傾向に転じた今年の春ごろから、身体が薬に慣れてきたのか、発汗量が減ってきた。特に冬場はほとんど発汗しなくなっている。 26日の診断でPSA=0.032と急上昇した翌日から、アビラテロンの飲み方を変えてみた。いままでは朝起きたてに4錠飲んでいた。それを朝2錠、夕方2錠に変えてみた。するといきなり、朝のコーヒーを飲んだあとの排尿回数が4回から2回に軽減し、夜間排尿回数が4〜5回から0〜1回に激減した。健康だったころと変わらない回数である。発汗量は相変わらず少ない。 医者は、排尿感の悪化は歳のせいであり、排尿回数とがんとは直接関係ないと言うが、私の場合、そうとも言えないことは11月26日の日記で述べたとおりである。 このアビラテランの分散飲用はうまく行くかも?  朝夕に2錠ずつ分散して飲むと上記の効果があったので、これからアビラテロンの分散飲用を続けてみようと思う。 こうやっても、アビラテロンがいずれ効かなくなる時はやってくると思う。しかし、その時期をできるだけ遅らせたい。PSMA/Ac治療が日本で保険適用になる時がくるまで、時間稼ぎをしたいのである。 ****************** その後も、アビラテロンを朝夕2錠ずつ分散して飲用し続けているが、排尿回数は相変わらず少ない。つまり、排尿回数の低下が一時的なものでないことを示している。これは本物かも? →(追記)しかし夜間排尿回数が減ったのは2〜3日だけで、そのあと元に戻った。前立腺に居るがん細胞のやつらは学習能力があるようである。

PSA 仰天の上昇! 2021年11月26日

医者は「えーと、えーと」と言って操作しながら、最後に数値を画面に出した。 私は「ひぇーっ?!」と叫ぶ。0.032。前回(2ヶ月前)の倍だ。 「私も驚いています」と主治医。「いまの薬(ザイティガ)がだんだん効かなくなっている。将来、イクスタンジに変える、そして抗がん剤を打つ。そういった流れを考えておいてください」 ************* この文書を書いている時点は、2日後なので、やや冷静を取り戻している。 いままで1ヶ月半ごとにPSAは0.002ずつじわじわと上がってきた。これは薬がだんだん効かなくなってきている証拠である。 ところが今回、2か月で0.016も上がった。完全なスピード違反である。なぜこんな急に上がったかのか考えると、寒さによる体力の低下、体温の低下、ひいては免疫力の低下ががんの増殖を加速したからだと思っている。 (1)免疫力の低下を裏付ける事柄は、採血した一週間前に風邪をひいたことである。軽い喉風邪で、熱も出ず、自然に治ったが、普段風邪をひかない私が風邪をひいたということは、やはり免疫力が落ちていたのだろう。新型コロナ感染であったかも? (2)夜間排尿回数が増えたこと。夏は平均2回だった。10月25日の診察のとき、「このごろ急に寒くなって、排尿回数が増えているのです」と問えば、医師から「歳のせいですよ。排尿感とがんの増え方とは関係ありません」という言葉をもらったが、私の場合、やはり疑わしい。がんの増え方と排尿感とは大いに関係有りだと思う。 詳しく言うと、10月中旬ごろから寒くなり始め、排尿回数が目に見えて増えてきた。11月になっても、この回数は増えこそすれ、減ることはなかった。朝のコーヒーを飲んだあとの排尿回数は夏だったら2〜3回だったのが、4回になった。夜間排尿回数は、夏だったら2回だったのが、いま3〜5回、ほとんど2時間おきになっている。おかげで寝不足である。最近の11月12〜13日に、片道150kmの龍神温泉ドライブ旅行に行ったが、旅行計画をたてている時、途中にサービスエリアや道の駅があるかどうか、あるとしたらそれらの間隔がいくらかを必死で調べている自分がいた。 結局、寒さ→体温の低下、免疫力の低下→がんの増殖→PSAの上昇、結果としての排尿回数の増加、という図式が想定される。 食事内容など生活習慣の改善も、がんの予防には良いと思うが、治療に

免疫力は腸内細菌から 2021年11月07日

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がん細胞は、免疫細胞の攻撃をブロックしている。このブロックを壊して免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする薬が、ニボルマブ(オプジーボ)やキイトルーダという免疫チェックポイント阻害薬である。免疫チェックポイント阻害薬を投与して、がん細胞が消えていく患者と、投与してもがん細胞が消えない患者がいるらしい。腸内細菌を調べてみると、がん細胞が消えない患者は腸内細菌の種類が少ない。そこで、「糞便移植」といって、がん細胞が消えた患者の糞便を、消えなかった患者の腸の中に移植することが行われているそうだ。 「腸内細菌でがんが治る?免疫治療をサポートする糞便移植の驚くべき効果」 https://www.youtube.com/watch?v=wB8jo_VlPeY 要するに、多種類の腸内細菌に活躍してもらうことが重要ということだ。私のように去勢抵抗性になってしまうと、頼れるものは自分の免疫力しかないので、普段から多くの種類の善玉菌を養っておくことが重要。納豆、味噌、キムチなど、乳酸菌の豊富な食品や、ビフィズス菌の入ったヨーグルトを摂るようにしている。写真のような腸内細菌サプリメントも飲んでいる。LactoBifはiHerbで手に入る。 LactoBif また、腸内細菌を入れるだけでは駄目で、腸内細菌の食べ物を摂ってあげる必要がある(プレバイオティックス)。腸内細菌は食物繊維が好物だが、私は穀物の摂取を制限しているので、食物繊維が不足気味である。そこで、葉物野菜を大量に食べて食物繊維を補うようにしている。また、ヨーグルトや紅茶、コーヒーなどにオリゴ糖を入れて飲んでいる。オリゴ糖も腸内細菌の餌になるからである(変な話だが、オリゴ糖を食べるとおならがよく出る)。