えっ、うそー! DWIBS画像でがんが映ってない・・・ 2022年04月22日
今日は、一週間前の4月15日に大阪国際がんセンターで撮ったCTとDWIBS(体幹MRI)の結果を教えてもらう日だ。
主治医は、まずCT画像については「肺にもリンパ節にも腫瘍はありません」と言ってくれた。まずは良し👍
ここに放射線医が読影した所見文をそのまま載せる。
「肺野に有意な病的結節(-)、右肺中葉に炎症性容積減少、肝内SOL(space occupying lesion)(-)、LN(-)、CT上は前立腺内の腫瘤は明らかでない。描出されている骨はintact.」ここでintactとは損傷を受けていないという意味。
このようにCTで見つかった病変はない。
つぎに、DWIBSの画面をひととおり上から下まで見せながら主治医は言った。
「骨の病変は見当たりません」
えーっ! と我が耳を疑った。ちょっと信じられない。前の病院では、胸骨、肋骨、寛骨など、いくつかの部位でがんが居すわり続けて多発性骨転移と言われてきたのに。
「前の病院では、右肋骨を指摘されていたのです」
「どのへんですか?」
私は右脇腹を示した。
画面上で右肋骨を見せてくれたが、特に何もなかった。
前の病院で消えたと言われたがん病巣もあった。
「前の病院では恥骨のがんはなくなったと言われたのですが・・」
「右ですか、左ですか?」
「覚えてません」
主治医が恥骨の画面を見せてくれたら、左の恥骨にややグレーの部分があった。ここはがんが疑われる。
ここに大阪国際がんセンターのDWIBS読影所見をそのまま載せる。
「骨転移病変は明らかでない。左恥骨病変は骨シンチと比較必要。前立腺肥大が見られ尖部の信号上昇あり、原発部分の再発疑い。」(赤い文章は泌尿器科の主治医がその場で付け加えたもの)
短いが、極めて重要な内容だ。骨に複数箇所転移していたがんが消えている、あるいは消えかかっているのだ(左恥骨だけは精査が必要)。
だとすると、いままで一年かけてPSAが上がってきたのは、骨でなく、原発巣からだったということになる。前立腺の尖部にのみ異常が残っているのは、私の排尿感の改善とも一致する。
「私はALPが、PSAといっしょに上がってきたので、てっきり骨だと・・・」
「骨以外の原因でALPが上がることもあります。○○さんが最初に奈良県総合医療センターで撮られた骨シンチの結果と見比べてみたいのです。骨シンチによれば、頭蓋骨にまでがんが転移していたそうですね」
そう、私も2年半前、骨シンチ画像を見せられて、黒い点々が骨のあちこちに散らばっていたことを覚えている。それ以来、「あなたは多発性骨転移で手術も放射線治療もできません」と言われ続けて2年半・・・
「奈良県総合医療センターに、私が、骨シンチのデータをください、という手紙を書きますから、○○さんから渡してくれますか? データは医療センターからうちに直接郵送してもらってもよいし、○○さんがもらってきて、僕に渡してくれてもよいです」
「早いほうがよいですね」
「はい。次どうするか、見比べてからにしましょう」
次の診察は早くも二週間後の5月6日(金)に決まった。それまでに、骨シンチのデータを大阪国際がんセンターに届けなければ。
リュープリン6ヶ月分をお腹に打つ。薬は、またしてもザイティガを継続することになった。
善は急げ、その日のうちに奈良県総合医療センターに行って、骨シンチデータを大阪国際がんセンターに郵送してくれるように頼んだ。
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