CRPが下がった 2023年11月01日

グラフは私のCRP (C-reactive protein) の変化を示す。

CRPとは身体の中の炎症の程度を示す値である。抗がん剤治療をしてるときは、PSAだけでなく、CRPの観察が必須とされる。

(参考)「マーカーとしてのCRPの臨床応用」(東京医科歯科大学)

https://tmdu.tokyo/care/crp.html


今年01月05日から05月25日までゾーフィゴ&イクスタンジの治療をしたが、PSAが上がりっぱなしでまったく効かなかった。完全な去勢抵抗性がんである。「残るはドセタキセルしかありませんよ」と言われ、渋々ドセタキセル治療を始めた。始めたのがCRP=2.65と書いた06月23日、中止したのがCRP=1.16と書いた08月31日である。この間10週間。中止した理由は、貧血がひどくなったことと、画像診断の結果が悪く、「ドセタキセルも効いてないようです。カバジタキセル(ジェブタナ)に切り替えます。ドセタはもうやめます」と言われたからであった。

ドセタをやめてから、ジェブタナを開始するまでの8週間、つまり8月31日から10月25日まで、抗がん剤とおさらばして身体を回復させる期間に入った。

あとで考えると、この期間が勝負だったようだ。前半の5週間はCRPが上がり続けた。これを赤い矢印Aで示す。前回の日記 (2023年10月27日) で書いた(1)の現象が起こりまくった。熱が出て身体がしんどく、横になっているか寝込んでいる時間が多かった。

09月21日に輸血した。0926日にDWIBS検査を受け入た。10月05日の17.16をピークとして熱の出る日はなくなった。前回の日記 (2023年10月27日) で書いた(2)のモードに移ったようだ。身体も元気に動かせるようになった。そして、矢印Bで示すように、3週間後の10月25日にはCRP=1.85まで下がったのだ。

なぜ、10月05日をピークとして(1)のモードから(2)に移行したのか? 謎であるが、私の希望的な見方では、身体ががん細胞と何度も何度も闘ってくれた結果、とうとう身体の免疫力ががん細胞を抑えてくれた、勝利! ということか。
 あるいは、抗がん剤はがん細胞にとって「毒」なので、毒を飲んでいつまでも生きていけるはずがない。抗がん剤投与中にCRPが上がったのは一時的な「フレア現象」であり、いずれがん細胞は壊れる定めだったのかもしれない。抗がん剤の1〜3クルー目はPSAが上がり画像上も増悪する「フレア現象」が一定割合で見受けられた、という論文もある。これがもっともらしい説明なのかもしれない。

その後ジェブタナの治療に入った。CRPは0.6とますます下がった。

以上が私の中間報告である。これから期待することは、CRPが低い値を続けてくれること、そしてPSAが、より低いゾーンに入ってくれることである。頼んます🙏



 





私の経験では、ドセタキセルEEを投与して最初の数回(2クルーから3クルー)、特に投与日からの日数がたつほど、(2)の現象がよく起こった。この期間、熱が出て寝込み、CRPは高い数値を示し、PSAは上がったまま下がらなかった。

ある程度の投与回数(私の場合6回3クルー)を過ぎると、投与後の日数経過に関係なく熱は出なくなった。倦怠感も減った。この期間CRP、PSAは下がりつつある。

ドセタキセルから始まって、ジェブタナ投与までの私のCRPとPSAの推移をグラフで示す。

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