限局性去勢抵抗性前立腺がん(m0CRPC) 2022年04月23日

昨日の診断で、骨に転移したがんがすべて消えた(らしい)ことの余韻が続いている。

自分なりの分析をしてみる。

今年の1月28日、前の白庭病院の診察で頭蓋骨と恥骨のがんが消えたとの報告を受けた。今回の全消滅(かも)はその延長線上か?

結局、いままでは遠隔転移ありの去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)だったのが、限局性去勢抵抗性前立腺がん(m0CRPC,nmCRPCとも書く)に看板替えできたかもしれないということである。

主治医とはまだ話し合っていないが、原発巣への放射線治療が可能かもしれない。

ただし、これからも原発巣をしっかり制御していく自信があれば、ホルモン治療のみを続ける、という選択肢もありそうだ。m0CRPCに対して、ニュベクオ(ダロルタミド)、アーリーダ(アパルタミド)の保険適用がある。下の「M0CRPCに対する治療戦略」によれば、ニュベクオと他の抗アンドロゲン剤との交代療法もあるようだ。

参考文献「M0CRPCに対する治療戦略」

https://www.nubeqa.jp/sites/g/files/vrxlpx13766/files/2021-02/PJ7-1.pdf

こう書いていると、ホルモン単独治療の継続を望んでいるように見えるが、そのとおりである。手術や放射線治療をすると、尿もれ、頻尿、出血などQOLの低下が免れないので、身体を傷めずに、このまま元気に生きて行くことができれば望ましい。

しかし、原発巣にいるやつらは顔つきが悪く、アビラテロンさえも効かなくなったタチの悪いやつらなので、薬の力を借りて自己免疫力でやっつけようとして、もし失敗して原発巣ががんの供給源になって新たな遠隔転移がおこったら取り返しのつかないことになる。よって、これからもPSAが上がり続けるようであれば、原発巣への根治的治療が必要な気がする。

逆にPSAが落ち着いているならば、今あわてて動く必要はないかもしれない。

どの治療方法で行くか主治医の意見を参考にして決めるつもりである。

こんな贅沢な悩みが生まれたのも、骨に転移したがんがすべて消えた(らしい)からである。2年にわたりずっと飲み続けてきたザイティガ(アビラテロン)の効用が大きいと思う。また、食事制限、運動、腸活と、さまざまな自家療法を取り入れてきたが、それらのうち、いくつかが効いたのかもしれない。


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