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紹介状を返される 2020年06月29日

一週間後の診断ため白庭病院に採血に行った。ついでに奈良県総合医療センターの紹介状を、この白庭病院の内科の先生に渡すため持参した。ところが紹介状に肝炎ウィルスのことが書かれてあったためか、「うちの病院には、肝臓専門の先生がおりません」と断られた。結局いままでどおり、奈良県総合医療センターの消化器内科で診てもらうしかない。その日のうち奈良県総合医療センターに電話してまたよろしくお願いします、と頭を下げた。これで泌尿器科は白庭病院、内科は奈良県総合医療センターのねじれ現象となる。医療センターでコロナがうつってはいけないので白庭病院に転院したのに……。

食後のインスリン分泌  2020年06月17日

がんは生活習慣病だと云われている。私のがんになる前の生活を振り返ると、健康診断で「中性脂肪が高い」と十年近く言われ続けていた。「甘いものを控えて、もっと運動するように」と。しかし、その生活習慣をやめることはできなかった。 ごはんやパンを普通に食べていた頃は、食後猛烈に眠くなることがよくあった。食後2時間を経過するまで仕事(デスクワーク)にならなかった。また、外で夕食をドカ食いして、その後に胸の動悸が続き、帰りの電車の中で気を失ったこともあった。そのときは消化のため胃腸に大量の血を送り込んだので脳にまで血が回らなかったのだろう、と思っていたのだが、あとで調べてみると、食後、血糖値が上がり、血糖を細胞に取り込ませようと多量のインスリンが血液中に追加分泌され、その結果、逆に糖分が足りなくなって低血糖になり、脳に糖が行き渡らなくなったため、強い眠気や失神に襲われた、ということだった。 しかし、がん治療のため糖質制限食に代えたことにより、 食後の眠気が嘘のようになくなった 。これは食後血糖値が急激に上がらなくなり、インスリンの出方も緩やかになったからである。手元の糖尿病の本にも「糖質を控えれば、血糖値の乱高下がなくなり、血糖値は一定となります。すると、インスリンの大量分泌もなくなり、血糖値の急な上昇による「食後の眠気」がなくなったり、大幅に減ったりします」と書かれている(水野雅登「薬に頼らず血糖値を下げる方法」p.177 アチーブメント出版)。 話をがんに振ると、がん細胞は(正常細胞と同様)インスリン受容体(IR)というものを持っており、このインスリン受容体に血中のインスリンが結合することにより、スイッチが押され(注)、ブドウ糖ががん細胞の中に取り込まれる(古川健司監修「がんに勝つレシピ」(光文社)p. 150あたり)。したがって過剰なインスリンの分泌を抑えることができれば、スイッチの入る回数をできるだけ少なくし、がん細胞へのブドウ糖の取り込み量を減らすことができる。また和田洋己「がん劇的寛解(角川新書)」にはインスリン自体ががんの分裂や増殖を促す、ということが書かれている。「そして、このような食生活を続けていると、恒常的なインスリン過剰の状態に陥り、mTORの働きも連続的な亢進状態となって、がん細胞の分裂や増殖が加速度的に促進されてしまうのです」(同書112頁)。 なお、糖...

奈良県総合医療センターで 紹介状を預かる 2020年06月16日

消化器内科ではHMV リアルタイム PCR 法でウィルスは未検出だった。 電話で頼んでいた、奈良県総合医療センターの消化器内科から白庭病院内科宛の紹介状を、消化器内科の医師から預かった。

ケトン体が尿中に  2020年05月25日

5月12日にS病院で採ったPSAは0.019だった(前回は0.025)。排尿感は良好、にもかかわらず下がり方のスピードが少し落ちたようで、やや不満である。私なりの言い訳があり、いつも行くスーパー銭湯が新型コロナで三週間ほど休館になり、身体を温めに行けなかった。やはり、癌治療のために身体を温める意味は大きいと思うし、実際いままで快調に数値が下がってきたのは、薬と食事の他、温浴のおかげもあると思っている。 検査した尿にケトン体が少し(+)出ていることを聞かれた。「実は炭水化物を極力減らして、その分タンパク質と脂肪を増やしています」と答えたら、医師は「ケトン体が出るということは普通は、飢餓状態を意味します。治療のためにしているなら、それで結構です」とうなずいておられた。 食事療法とか糖質制限食とか云っても、普通の医師は知らないか、興味がない。私は食事療法や温浴療法を自分で研究しながらやっている。ほんとうは、がん治療食を指導してくれる病院があれば訪ねていくのだが、あいにく関西にはなさそうである(私が知らないだけかもしれない)。

糖質制限ダイエットで食べる野菜、肉 2020年05月17日

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摂取している食材のうち、2020年 02月16日 の日記で主食を、 03月15日 の日記で油を紹介したが、その他の食材に触れると、野菜は、ブロッコリー、レタス、人参、大根、椎茸、昆布などを、主に野菜スープ(写真)や味噌汁に入れて食べている。サラダにして食べることもあるが、煮たほうが栄養分が汁に溶け出して摂取しやすいというので、野菜スープを主に摂っている。きのこ、海藻も野菜スープで摂っている。妻も野菜スープのほうが、サラダを作るより楽だという。 ちなみに、ゲルソン療法では、人参ジュースなどの野菜ジュースを一日1.5〜2リットル飲むことを勧めている。ビタミンAの補給には良いかもしれないが、おそろしく多い糖質摂取量になるので、私はそんなことできないし、する気もない。ジューサーも持っていない。 蛋白質は魚が主体である。肉は全部国産肉を買う。柏の胸肉が一番多い。豚肉、牛肉は脂身をカットして週1〜2回食べるくらいである。

白庭病院に里帰り 2020年05月12日

病気が発覚してからもう半年になる。PSA値はぐんぐん下がっている。 コロナ患者受け入れの関係で奈良県総合医療センターを追い出され(?)、白庭病院に戻ってきた。「しばらくです」と言うと、髭のY医師は最初何事かという顔をしていたが、紹介状を読んで、「わかりました」と言ってくれた。「うちで診ましょう」 いままでのPSAの推移をグラフにしたものを見せると、あまり下がっていないのかなあ、と最初思われたようだが、対数目盛であることに気がつかれたようで、よく下がっていることをわかってくれた。妻が「骨はいまどんな状態ですか?」と聞くと、PSAが順調に下がっている間は、骨にあるがん細胞もおとなしくしています、と言う答えだった。 「ただうちには骨シンチの設備がないからなぁ。CTで見ても(骨にあるがん細胞は)分かるには分かるんですが、色分けはできません」 奈良県総合医療センターなら骨シンチグラフィーの装置がある。まあ、ここへ来たのはコロナに感染しないための緊急避難的な意味合いもあり、いつでも奈良県総合医療センターに戻れるし、なんとかなるだろう。私は、本当は高精度なPSMA−PET(前立腺がんの特異的抗体を用いたPET診断。従来よりも高精度で再発・転移巣を検出できる)で診断してもらえれば一番うれしいのだが、この診断方法はまだ保険適用になっていない。 PSAがこれだけ下がっているから、(CRPCになるまでの期間をできるだけ長くするために)ザイティガの量を減らせられませんか? と訊ねたが、医者もそんなことは考えたことがなかったのだろう、中途半端なことはしないほうが良いとの答えだった。リュープリンを打った腕の腫れも見せたが、医師から対策は聞けなかった。また私がB型肝炎ウィルスの抗体を持っていて、N医療センターでその抗原ウィルスを監視してもらっていると話すと、「それもうちの内科で診ましょう」と言ってくれた。そこで、N医療センターの消化器内科の医師から紹介状をもらうよう、私が頼むことになった。 その日のうちに採血して、次は5月25日に診察。

悪いことは想像しない 2020年04月14日

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去年の11月癌が発覚したとき、S病院で「 GS9、超高リスク、ホルモン治療だけでは難しい、早期に化学療法! 」と言われ(2019年 11月09日 の日記)、眼の前が真っ白になった。その後、奈良県総合医療センターの医師に「わたしは(ドセタキセルは)6回やります」とか、「いまの薬が効かなくなっても次の薬がありますからね」とか脅かされた。そして「頑張ってください」の言葉を浴びまくった! 自分の未来の姿を想像してみた。 カソデックスは3ヶ月で効かなくなり、抗がん剤のドセタキセルを打つ。副作用に苦しむ。抗がん剤で数ヶ月の延命効果はあったが、それも効かなくなる。骨があちこち痛みだし、緩和放射線を当てる。車椅子になる。今度はゾーフィゴを試すが、骨の増悪はやはり止まらない。そのうち全身動かせなくなって、寝たきりになる……。 しかし、悪いことばかり考えていると、本当にそうなるのがこの病気である。そこで、 癌が悪化した人のブログや動画は極力見ない ことにし、よい情報ばかり取り入れるように努めている。例えばホルモン治療がうまくいって治った人の本やブログを読むとか、科学的根拠のある食事療法や栄養療法の本を読む、動画を見るとか。 いままでのPSAの推移を見ると、いまの時点では、最悪のシナリオは回避できているようだ。推移のグラフをのせる。上が直線目盛のグラフで、これだと細かいところが読み取れない。下のように縦軸を対数目盛にすると読みやすいと思う。

PSA低下、もとの病院に戻ることを打診される 2020年04月13日

泌尿器科を受診。PSAはまた下がって0.025(前回は0.074)。快調である。 医師から、すみませんが前の白庭病院に戻ってくれませんか? と予想もしていない言葉がでてきた。理由は、うちは県内のコロナ患者を受け入れており、センター内の対応がいま大変である、新規の手術もできていない状況である。それに私にコロナがうつってはいけないと言う。要するに奈良県総合医療センターがコロナ受入れ病院になっているので、外来患者の数を減らそうという方針なのだろう。時節柄、もっともな話である。それに白庭病院の髭の先生のほうが幾分話しやすいし、私は白庭病院に移って異存ない旨を伝えた。 この日医師からうけた最後の注意事項は、ホルモン治療で骨が弱くなるから、よく運動して骨を鍛えること、カルシウムを摂ることだった。「わかりました。マグネシウムも必要ですね」と念押すと、そうですと頷かれていた。「私はエプソムソルトで入浴してるんですよ。経皮吸収で摂れるようだから」エプソムソルトの名前だけはご存知のようだった。 診察室を出て10分ほど待っていると、スタッフの人が白庭病院に渡す紹介状をもってきてくれた。消化器内科はどうなるのですか、と問うと、消化器内科の先生と話しあってくれ、ということだった。

重要なビタミンDとマグネシウム 2020年04月10日

古川健司氏の新著「ビタミンDとケトン食 最強のがん治療」(光文社)を読んでみた。ビタミンDは、癌細胞の増殖の抑制、癌細胞のアポトーシスの促進、癌細胞の血管新生の抑制、オートファジーの抑制、といった優れた作用があるそうだ(24ページあたり)。この増殖の抑制作用は前立腺癌にたいしても効果的であると書かれている。すなわち前立腺癌に対抗するには ビタミンDが必須 であると思う。 摂り方は日光浴が一番効率がよく、ついでサプリメントである。食事でも摂れるがなかなか規定量までいかない。そこで週二回行く銭湯の露天風呂で日光浴をすればよいが、日に当たりすぎて身体じゅう真っ黒になるのもいかがか、と思い、サプリメントに頼ることにした。上記著書も食事のみから摂るのは無理で、サプリメントの摂取を勧めている。いま一粒が1000IU(IU:国際単位、1000IU=25μg)の錠剤を一日3〜5粒飲んでいる。 このビタミンDとセットで摂らないといけないミネラルが、 マグネシウム である。ビタミンDを活性化させるにはマグネシウムが必須で、最重要ミネラルであるらしい。この知識は分子栄養学者_吉富信長氏のYouTube動画から得た。 https://www.youtube.com/watch?v=wT0m50hM9zQ マグネシウムの摂り方はいろいろあり、風呂に入浴剤エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入れて経皮吸収させるのが1つの方法である。これならマグネシウムの吸収だけでなく、温泉効果で身体が温まり、一石二鳥である。次に「にがり水」を1〜3滴、食べ物や飲み物に入れて摂ること、および/またはボトルに入った「マグネシウム水」を飲むことである。 そこで赤穂化成の「マグネシウム水」を定期購入した。マグネシウム水を飲みはじめると朝方ときどき起こっていた足の筋肉の攣りがなくなったので、入浴剤エプソムソルトよりこちらのほうが効率的な摂取方法だと思う。 いずれにしても、ビタミンDはがん治療のために絶対必要なビタミン、マグネシウムは必須のミネラルであり、必ず摂るようにしている。

肝炎ウィルスは未検出 2020年04月07日

消化器内科を受診した。今回も肝炎ウィルスは未検出だった。

糖質制限ダイエットで摂取する油 2020年03月15日

エネルギーを補給するだけでなく、がんの炎症を抑えるためにも、油の選択は重要である。 調理用の油は、がん細胞の増殖を亢進する作用のあるオメガ6系の油、コーン油、大豆油、サフラワー油、米油などを全部捨て、オメガ9系(オレイン酸)のオリーブオイルのみを使っている。 食べる油として、抗炎症作用のあるオメガ3系(αリノレン酸)の亜麻仁油または荏胡麻油を毎食10ml、一日で30ml摂取している。もちろん魚油を含む魚もよく食べている。 また、エネルギーの元となりケトン体を作るMCTオイルは、毎食10ml、一日で30mlを摂取している。 豚肉や牛肉はがん細胞が好む長鎖飽和脂肪酸を含むので、摂っても、国産肉を最小限、週一、二回くらいにしている。しかも白い脂肪の部分は切り落としてから調理している。

新薬後初の受診 2020年03月02日 PSA低下

新薬に切り替えて初めての受診日である。PSAは0.074だった(前回は0.154)。下がってますよ、と言われたが、ザイティガを飲んでいるから下がって当たり前と思っていたのであまり驚かなかった。医師は最近、抗がん剤の話はもちろん、骨転移のことも言わなくなった。これもPSA低下のおかげであると思う。 リュープリンを打って、次は3ヶ月後にしましょうと言いかけたが、消化器内科との連携のことを思い出したのか、1ヶ月後の4月13日になった。3ヶ月後にしましょうと言われかけたことで、自分のホルモン治療も安定期に入り始めたのかな、と勘ぐってしまった。