投稿

4月, 2022の投稿を表示しています

慢性的なエネルギー不足 2022年04月27日

イメージ
前立腺がんの発病以来2年半、江部康二先生の本を参考に糖質制限食(注)をやっていて、おかげで体重は10kg減りスマートになったが、エネルギーが足りなくて、まっすぐに歩けないほどである。階段や坂を上がる力も弱い。 (注)「人類最強の糖質制限論」(SB新書)  糖質のみ制限しており、食物繊維、タンパク質、不飽和脂肪酸は普通に摂る。肉の脂身やバターなどの飽和脂肪酸はできるだけ控える。なお、私はHbA1cは基準値以内であり、糖尿病ではない。 朝飯でアマニ油を補充するとすこし元気になるが、スーパー銭湯に行って戻ってくると、エネルギーを使い果たして、昼寝しても元気が戻らない。毎日一所懸命に筋トレをしていたころの自分の姿はない、最近は毎日ラジオ体操止まりである。それでも筋トレはたまにするが。 おまけにこの半年ほど免疫力をつけるため「24時間温活」をやっていて、深部体温が上がったのかどうかまでわからないが、一日中頭がさえないので困る。 MCTオイルを摂れば身体全体にエネルギーを補えるし、脳の栄養になるケトン体も出ると言われているが、私はMCTオイルと相性が悪いようで、寝る前にMCTオイルを大さじ3杯飲んで、夜中に食べたものを全部戻したこともある。体がMCTオイルを十分活用できていない。余ったオイルは体内脂肪としてお腹に貯まってくる。体重も当然増える。それで、MCTオイルを長らく中断していたが、今の頭と身体のフラフラ状態の苦しさから逃れるため、MCTオイルを少しずつ再開することにする。 日清オイリオのMCT CHARGE PROはヨーグルト味で飲みやすく、持ち運びも簡単である。 特に最近、4月16日の日記に書いたように、2回連続して尿中にケトン体が検出されているので、ケトン体を産生できる体質にすこしは変わってきたかな、と思う。ケトン体は強い抗酸化作用がある。MCTオイルが効率よくケトン体に変換されることに期待をこめて。 日清オイリオのMCT CHARGE PRO (ゼリー)

前立腺を会陰部を通して温める 2022年04月24日

イメージ
2022年4月22日のDWIBSの検査で「前立腺肥大が見られ尖部の信号上昇あり、原発部分の再発疑い」との報告をもらった。前立腺の尖部だから膀胱から離れた下の方である。 去年は全般に排尿感が悪く(頻尿、少尿、残尿)、今年の二月あたりから排尿感が良くなってきた。しかしPSAは上がる一方であった。 前立腺がんが膀胱に近いところに陣取ると排尿に悪い影響を与える。膀胱から離れたところに陣取ると排尿に与える影響は比較的少ないとの見解がある(2022年01月06日の日記参照)。 私の想像だが、今年始めあたりから敵の前立腺がん部隊が膀胱に近いところから尖部のほうへ移動した。あるいは膀胱に近いところにいたやつらが撤退し、尖部に新しく編成された部隊が投入された。あるいは膀胱に近いところにいたやつらが撤退したものの尖部にいたやつらがまだ立てこもって抵抗を続けている。 というわけで、いままでは腹巻き懐炉で下腹と膀胱のあたりを温めていたが、これからは前立腺を下の方から24時間温めて攻撃を加えようと思う。 ショーツ(ブリーフ)の裏に使い捨て懐炉を貼り付けて、会陰部を通して前立腺を温める。綿のショーツだと懐炉を貼っても濡れたらすぐに剥がれるので、ポリエステルのショーツがよい。早速買いに行こう。 ナイロンまたはポリエステルのショーツ(ボクサーブリーフ)の裏に懐炉(貼るタイプ)を貼り付ける。やけどしないよう、この下に綿のショーツをもう1枚はく。

限局性去勢抵抗性前立腺がん(m0CRPC) 2022年04月23日

昨日の診断で、骨に転移したがんがすべて消えた(らしい)ことの余韻が続いている。 自分なりの分析をしてみる。 今年の1月28日、前の白庭病院の診察で頭蓋骨と恥骨のがんが消えたとの報告を受けた。今回の全消滅(かも)はその延長線上か? 結局、いままでは遠隔転移ありの去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)だったのが、限局性去勢抵抗性前立腺がん(m0CRPC,nmCRPCとも書く)に看板替えできたかもしれないということである。 主治医とはまだ話し合っていないが、原発巣への放射線治療が可能かもしれない。 ただし、これからも原発巣をしっかり制御していく自信があれば、ホルモン治療のみを続ける、という選択肢もありそうだ。m0CRPCに対して、ニュベクオ(ダロルタミド)、アーリーダ(アパルタミド)の保険適用がある。下の「M0CRPCに対する治療戦略」によれば、ニュベクオと他の抗アンドロゲン剤との交代療法もあるようだ。 参考文献「M0CRPCに対する治療戦略」 https://www.nubeqa.jp/sites/g/files/vrxlpx13766/files/2021-02/PJ7-1.pdf こう書いていると、ホルモン単独治療の継続を望んでいるように見えるが、そのとおりである。手術や放射線治療をすると、尿もれ、頻尿、出血などQOLの低下が免れないので、身体を傷めずに、このまま元気に生きて行くことができれば望ましい。 しかし、原発巣にいるやつらは顔つきが悪く、アビラテロンさえも効かなくなったタチの悪いやつらなので、薬の力を借りて自己免疫力でやっつけようとして、もし失敗して原発巣ががんの供給源になって新たな遠隔転移がおこったら取り返しのつかないことになる。よって、これからもPSAが上がり続けるようであれば、原発巣への根治的治療が必要な気がする。 逆にPSAが落ち着いているならば、今あわてて動く必要はないかもしれない。 どの治療方法で行くか主治医の意見を参考にして決めるつもりである。 こんな贅沢な悩みが生まれたのも、骨に転移したがんがすべて消えた(らしい)からである。2年にわたりずっと飲み続けてきたザイティガ(アビラテロン)の効用が大きいと思う。また、食事制限、運動、腸活と、さまざまな自家療法を取り入れてきたが、それらのうち、いくつかが効いたのかもしれない。

えっ、うそー! DWIBS画像でがんが映ってない・・・ 2022年04月22日

今日は、一週間前の4月15日に大阪国際がんセンターで撮ったCTとDWIBS(体幹MRI)の結果を教えてもらう日だ。 主治医は、まずCT画像については「肺にもリンパ節にも腫瘍はありません」と言ってくれた。まずは良し👍 ここに放射線医が読影した所見文をそのまま載せる。 「肺野に有意な病的結節(-)、右肺中葉に炎症性容積減少、肝内SOL(space occupying lesion)(-)、LN(-)、CT上は前立腺内の腫瘤は明らかでない。描出されている骨はintact.」ここでintactとは損傷を受けていないという意味。 このようにCTで見つかった病変はない。 つぎに、DWIBSの画面をひととおり上から下まで見せながら主治医は言った。 「骨の病変は見当たりません」 えーっ! と我が耳を疑った。ちょっと信じられない。 前の病院では、胸骨、肋骨、寛骨など、いくつかの部位でがんが居すわり続けて多発性骨転移と言われてきたのに。 「前の病院では、右肋骨を指摘されていたのです」 「どのへんですか?」 私は右脇腹を示した。 画面上で右肋骨を見せてくれたが、特に何もなかった。 前の病院で消えたと言われたがん病巣もあった。 「前の病院では恥骨のがんはなくなったと言われたのですが・・」 「右ですか、左ですか?」 「覚えてません」 主治医が恥骨の画面を見せてくれたら、左の恥骨にややグレーの部分があった。ここはがんが疑われる。 ここに大阪国際がんセンターのDWIBS読影所見をそのまま載せる。 「 骨転移病変は明らかでない。 左恥骨病変は骨シンチと比較必要。 前立腺肥大が見られ尖部の信号上昇あり、原発部分の再発疑い。 」( 赤い文章 は泌尿器科の主治医がその場で付け加えたもの) 短いが、極めて重要な内容だ。骨に複数箇所転移していたがんが消えている、あるいは消えかかっているのだ(左恥骨だけは精査が必要)。 だとすると、 いままで一年かけてPSAが上がってきたのは、骨でなく、原発巣からだった ということになる。前立腺の尖部にのみ異常が残っているのは、私の排尿感の改善とも一致する。 「私はALPが、PSAといっしょに上がってきたので、てっきり骨だと・・・」 「骨以外の原因でALPが上がることもあります。○○さんが最初に奈良県総合医療センターで撮られた骨シンチの結果と見比べてみたいのです。骨シンチに...

ケトン体が連続して検出 2022年04月16日

イメージ
前立腺がんが発覚して以来2年半、ずっと糖質制限食をやっているが、尿からケトン体が検出されたのは、2020年05月25日に一度だけ。それ以外、まったく音沙汰なし。MCTオイルを飲んでもだめだった。私はケトン体と縁のない身体なのだろう、と思ってあきらめていたが、直近2回の尿検査でケトン体が連続して検出された。2022年03月18日と、2022年04月08日である。 2022年04月08日の検査結果は下図のとおり。 ケトン体 (+−)H 尿pH 6.0 自分の身体の中でのケトン体の産生が、がん細胞の抑制につながってくれればよいのだが。 参考:「ケトン食療法とは」 https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kanpou/keto/ketogenic/

すわっ熱中症 2022年04月11日

夜寝るとき、電気毛布、使い捨て懐炉、ソフト電気アンカ、電気腹巻きで身体中、特に右脇腹とお腹に熱を加えている。右脇腹は大きな骨転移箇所があるし、お腹(特に腸)を温めて免疫力を増やそうという試み。 そのため全身に汗をかき、夜中または朝にインナーのパンツ、シャツ、ズボン下、腹巻きを全部着替えている。これから暑くなっていくので発汗がもっとひどくなると思っていたが、この二、三日前から、下着を着替えなくてもよいくらい、発汗量が少なくなっている。熱中症かな、下手したら死ぬぞ、と思い、夜中に台所へ行って白湯をごくごく飲んだ。が、発汗量は増えなかった。 あとで考えると、発汗量が少なかったのは、単に、電気腹巻きの設定温度が低かったため、かもしれない。 これからも寝ても覚めても熱さとの闘いが続く。これでがんを痛めつけることができると信じて、頑張るしかない。

不安に思うこと 2022年04月09日

2022年04月22 日に体幹MRI検査の結果が分かるのだが、不安だらけで、鬱になりそうである。  (1)骨に転移したがんについては、広がっていないか心配である。 白庭病院では、CT検査の結果、胸骨体部、右第5肋骨、右第7肋骨、寛骨の4箇所にがんが残っていると言われた。今度の大阪国際がんセンターの体幹MRIで、4箇所を超えてたくさんがんが見つかったら定位放射線治療の選択肢はなくなる。そうなったら化学療法かPSMA標的治療しか残っていない。抗がん剤は繰り返し使っているとだんだん効かなくなるので完治は望めない。PSMA治療ではオーストラリアかドイツに行かなければならないが、果たしてこれで完治するのかどうか?  (2)原発巣については楽観的である。 去年の秋頃と比べていま排尿感が非常に良いので、おそらく、全身ホルモン治療しているうちに原発巣内のがんは消滅に向かっている、と確信している。 ヒロ@福岡さんのAmebaブログ「前立腺がんステージ4という新たな生きがい」 https://ameblo.jp/hirotakatori/ 定期診療結果(2022.4.4)の CT結果(3/14)で、 「前立腺のサイズは著変ありません。局在病変は指摘できません。」との放射線医のコメントが紹介されている。※  前立腺内には、非常に小さながんと思われる部分が残っているだけです。主治医によれば「 前立腺内のがんは全身治療で全く無くなることも少なくない 」とのことです、とヒロさんが感想を述べている。私の前立腺内のがんもこれだと思っている。

大阪国際がんセンター 2022年04月08日

 大阪国際がんセンターへ行ってきた。初めてで勝手がわからず、人も多いし緊張しっぱなしだったが、新しい主治医から受けた言葉は次のとおり。 ・PSAは0.211です。検査キットが違うので、前の数値と直接比べられません。  ---しかし前と比べて上がっているので、私は背筋が寒くなった。 ・○○さんは最初PSA15.8からのスタートですが、PSAをあまり出さないがんかもしれません。  ---腺友倶楽部の理事長と同じことを言われた。PSAの低いがんはたちが悪いので、これにも背筋が寒くなった。 ・ザイティガをイクスタンジに変更しても普通は効かないことが多いですが、○○さんは、まだPSAも低いので(少しは)効くかもしれない。プレドニンは2.5mgですか。  ---これで次はイクスタンジだと思った。ステロイド剤の用量を効かれたのは、ザイティガをやめるときにステロイド剤を急にやめてはならず、徐々に減らしていく必要があるからである。 ・私から、遺伝子パネル検査も視野に入れてほしいと言った。前の白庭病院から生検の標本があるはずです。その場で封筒を開けてみたが、プレパラートだった。  ---白庭病院は全部入れてくれたはずなのに・・・また前の病院に取りに行かないといけない。 ・新しい主治医が言うには、画像検査の結果を見るまでは、今後どうするか判断が下せない。今日、CTをやっときます。造影剤(ヨード剤)を使ってCTを撮ったことありますか?  ---造影剤は初めてだと言った。昼から、CTの画像をとることになった。 ・CTだけでは不十分なので、体幹MRIを撮ります。予約を入れてみます。  ---体幹MRIとはDWIBSのことだ。もちろん異存ない。さらに骨シンチを撮るとは言われなかったので、大阪国際がんセンターでは、体幹MRIが標準なのだろう。結局、一週間後、体幹MRIを撮りにまた来ることになった。次の診察は、その一週間後、画像診断の結果を見ながらとなる。