投稿

5月, 2022の投稿を表示しています

放射線治療開始 2022年05月30日

今日は、1回目の放射線治療(IMRT)を受けた。 3グレイ×18日。前立腺だけなら1日あたり2グレイだけれど、左恥骨にも当てるので3グレイになる、と放射線腫瘍科の医師が言っていた。 今日から18日間、6月22日までがんばって通います。

顎骨壊死はごめん 2022年05月24日

今日は歯医者に行ってきた。歯科院長さんに、大阪国際がんセンターの主治医からの手紙を読んでもらった。 ○○さんの歯の状態で特に不安なところはなく、歯周病は治療済だし、骨の治療を進めてもらってよいでしょう。ただし上顎に口腔内の粘膜を傷つけて顎の骨がむき出しになるおそれのある部位が若干ないことはないが、そこまで気にしていたらキリがなく、まずは身体の骨の治療を優先してください、顎骨壊死が起こる確率は極めて低いです、とのこと。 「いままで2ヶ月に1回歯医者に来てますが、これからもっと詰めて来たほうがよいでしょうか」 「いえ、いままでどおりで大丈夫です」 放射線治療が5月30日から始まり、6月22日まで続きますと言えば、次は当歯科院に7月上旬に来て下さい、マウスピースを作りましょう。マウスピース作りは前からの予定だった。 私としては、顎の骨に細菌を寄せつけないこと、これを強く意識して口腔ケアを続けていこうと思う。

骨転移がんには糖質制限ダイエットが最適 2022年05月22日

いよいよ新しい治療フェーズに入り、私の骨に転移したがんどもが、今後、休眠状態から目覚めるのかどうか、目覚めるとしたらいつかが、最大の注目点になってきた。 ずっと眠っていてもらうために、今までやってきた食事療法、運動、腸活、温活を、より効率のよい形で続けていこうと思う。もちろん主治医による標準治療を続けることが前提である。 この中で、食事療法の影響が大きいと思う。 骨転移がんは前立腺内のがんと違って(特に進行性の骨転移がんになればなるほど)、ブドウ糖FDG−PET検査で光るという事実に、私は前から注目してきた。このことは、 2020年7月4日の日記 に詳しく記したとおりである。 一方、前立腺に巣食う、比較的初期のがんは主に脂質を餌にしており、ブドウ糖FDG−PET検査で光らない。これも 2021年9月28日の日記 に書いたとおりである。 つまり前立腺内の比較的初期のがんはブドウ糖を餌にしないのに対して、骨転移したがんは進行がんになればなるほど、ぶどう糖をエネルギー源にするのである。ぶどう糖はがんにとって手軽に取り込めるエネルギー源であり、骨転移がんの末期のものは、ものすごい勢いで増えていく。 手術や放射線治療後の再発防止、という目的ならば、済陽式、和田式などの脂質を減らし炭水化物を摂る(毎食、玄米をご飯茶椀に一杯)、身体への負担の少ないダイエットでもよいと思う。しかし私のように骨転移のある患者は、手術や放射線治療ができず、ホルモン治療で前立腺がんと共存していく必要がある。しかし、いつか去勢抵抗性になる。このような状況で、済陽式や和田式の食事療法を鵜呑みにして玄米ご飯ばかり食べていると、骨転移した去勢抵抗性予備軍のがんに餌をやるようなもので、がんは簡単に去勢抵抗性になり爆発的に増殖する、というおそろしい事態になる。私はこう考えて、これからも、糖質を制限する古川健司医師の「免疫栄養ケトン食療法」を続けていこうと思う。 最新情報:免疫栄養ケトン食チャンネル【古川健司公式】 https://www.youtube.com/channel/UCq2wPM7moZWlA8H9urxRMDg?app=desktop

骨転移休眠がん 2022年05月20日

今日は、5月30日からの放射線治療(IMRT)に先立って、位置決め用のCTと骨盤内MRIとを撮った。また泌尿器科の診察日でもあった。 まず泌尿器科での話。ザイティガだが、私は放射線治療に入ったら休薬するものとばかり思っていた。しかし、主治医によれば放射線治療中も飲んでください、とのこと。理由は、放射線治療終了後にPSAを測るが、もし飲んでないと、PSAが上がったとき、ザイティガをやめたから上がったのか、別の理由で上がったのか分からないから。これは了解。 前から聞こうと思っていたことを質問してみた。 「骨に散らばったがんは(DWIBSの)画像には映ってなかったのですが、どういう状態になっていると理解したらよいのですか?」 「休眠していると思ってください」 「休眠しているなら、目覚める時がくるでしょうか?」 「はい」 「それはいつ頃でしょう?」 「そこまでは、わからないです」 すぐ再発(再燃)するケースもあり、いつまでも眠っているケースもあるということだろう。私は当然後者を目指したいので、近いうちに、自分の生活習慣をもう一度確認しようと思っている。 話題が変わって、 「○○さんは、長い間ホルモン剤を飲んでいるから、骨が弱くなっているでしょう。骨を強くする骨吸収抑制薬を出します。ゾメタやランマークといった薬です」 ちょっと待ってよ。ゾメタやランマークって、骨転移したがんが活発に活動している人が抗がん剤と合わせて飲む薬ではないの? 「ただ顎骨壊死という副作用があります。いま歯医者にかかっていますか?」 「はい」 「どんな治療をされてます?」 「歯周病の治療です」 「具体的には?」 「歯石を取ってもらってます」 「では、その歯医者さんに手紙を書きますから渡してくれますか」 骨転移がんが休眠している今の時期から、 がんの進行を見越して手を打っておくわけだ。 骨粗しょう症の予防にもなる。 この主治医は攻めの治療をするなぁ、と思った。 ただ副作用(顎骨壊死)だけはごめんなので、歯医者とよく相談して口腔内をいつも清潔に保っておこうと思う。 CTと骨盤内MRIの撮影は、問題なく終わった、身体に位置決め用のマークを入れられた。 IMRTによる放射線治療は5月30日から始まる。月曜日~金曜日の毎日、6月22日で終わる。便秘を予防するため、これから毎日、酸化マグネシウム製剤を飲むことにする。...

放射線治療計画 2022年05月18日

大阪国際がんセンターの放射線腫瘍科の医師と面談した結果、治療期間は5月30日(月)から6月22日(水)の18日間に決まった。回転型IMRT、3Gy×18日で、合計54Gy。ちょっと少ない気がするが、この量で大丈夫か、また聞いてみよう。 前立腺と左恥骨は同時に照射できるらしい。 医師に直腸からの触診をしてもらった。触診は2年半ぶりである。「どうですか?」と聞くと、「病巣は小さそうですよ」という答え。 「病期発覚当時は、硬いなといわれました」 放射線治療の説明文書をもらったので、一部転記しておく。 「1.病態 ・細胞の悪性度を示すグリソンスコアは9と診断されています。 ・主要の進行度は、「治療後、局所再発」です。 ・骨盤内リンパ節転移 なし ・骨転移 左恥骨 2.治療方法の選択と放射線治療の目的 ・放射線治療を行うことで局所制御の効果が期待できます。 ・放射線治療を選択した理由  ・この病期では手術が困難だからです。  ・前立腺病変と恥骨転移病変を同時に治療出来、局所制御が見込めるからです。」 このように、「局所制御」を強調している。全体の制御、すなわち全身の骨に転移したがんの制御は別だということである。骨に転移したがんは、いまでこそDWIBS画像に映っていないが、本当に消え去ったのか、それとも寝たふりをしているだけでまた再燃してくるのか、次のテーマである。

ついに、放射線治療への道筋がついた 2022年05月06日

今日は診察日。主治医は、私が発病初期に奈良県総合医療センターで撮った 骨シンチの画像 と、この4月15日に撮ったDWIBSの画像とを見くらべながら、 「前立腺と、やはり左恥骨に、がんの活動が見えますね」 他の骨転移箇所への言及はなかった。 「PSAは0.291です」 ひと月前と比べて0.08の上昇だ。 「急激な上がりではありませんが」と主治医。「しかし薬(ザイティガ)の効きが落ちていることは確かです」 「そこで」と主治医は切り出した。「 前立腺と左恥骨に放射線を当てることが可能です 」 おお、ついに主治医から新しい治療方法の提案があった! 「ホルモン治療で収束できるという目処が立てば、ホルモン治療を続けてもよいと思っていたのですが・・・」 私はもう少し様子見かな、と思っていた。しかし今日のPSAの上がりを見てもわかるように、いまのホルモン治療では収束を望めないのだ。特に原発巣のやつらが強力すぎる。 「このままだと、イクスタンジ、ドセタキセルのコースになりますよ」 確かにそのとおり。 「私はずっと、(多発性骨転移で)手術も放射線もできないと言われ続けて来たので、放射線治療してもよいと言われてうれしいです」 放射線は5箇所までなら保険適用があると聞いている。私のは前立腺と恥骨の2箇所である。 「前立腺はIMRT、恥骨はSBRTですね?」 「ではOKですね。エビデンス的には、(放射線治療によって)治療期間を延ばすことができます。 これはチャレンジです 。それと、 休薬ができます 。ただ、注射(リュープリン)は続けないといけませんが」 放射線治療中も抗アンドロゲン剤の服用を続けるものとばかり思っていたので、薬を中断すると聞いて腑に落ちなかった。しかしホットフラッシュがなくなるかもしれないと思い、ちょっと嬉しくなった。 そんな細かなことはさておき、これから新しい治療方法に挑戦だ! 「では、放射線医を紹介します・・・」 5月18日(水)に放射線医との面談日が決まった。泌尿器科の主治医とはその2日後の5月20日(金)に決まった。いまから2週間後。さすが、この主治医はやることが早いな。 ついに、 新しい治療フェーズに突入だ 。 本当は不安がいっぱいあるのだが、それは放射線医との面談でぶつけてみよう。 骨に居たがんが画面から消えたのも(左恥骨は除く)、ザイティガの効果と、自分の生活習...