骨転移がんには糖質制限ダイエットが最適 2022年05月22日
いよいよ新しい治療フェーズに入り、私の骨に転移したがんどもが、今後、休眠状態から目覚めるのかどうか、目覚めるとしたらいつかが、最大の注目点になってきた。
ずっと眠っていてもらうために、今までやってきた食事療法、運動、腸活、温活を、より効率のよい形で続けていこうと思う。もちろん主治医による標準治療を続けることが前提である。
この中で、食事療法の影響が大きいと思う。
骨転移がんは前立腺内のがんと違って(特に進行性の骨転移がんになればなるほど)、ブドウ糖FDG−PET検査で光るという事実に、私は前から注目してきた。このことは、2020年7月4日の日記に詳しく記したとおりである。
一方、前立腺に巣食う、比較的初期のがんは主に脂質を餌にしており、ブドウ糖FDG−PET検査で光らない。これも2021年9月28日の日記に書いたとおりである。
つまり前立腺内の比較的初期のがんはブドウ糖を餌にしないのに対して、骨転移したがんは進行がんになればなるほど、ぶどう糖をエネルギー源にするのである。ぶどう糖はがんにとって手軽に取り込めるエネルギー源であり、骨転移がんの末期のものは、ものすごい勢いで増えていく。
手術や放射線治療後の再発防止、という目的ならば、済陽式、和田式などの脂質を減らし炭水化物を摂る(毎食、玄米をご飯茶椀に一杯)、身体への負担の少ないダイエットでもよいと思う。しかし私のように骨転移のある患者は、手術や放射線治療ができず、ホルモン治療で前立腺がんと共存していく必要がある。しかし、いつか去勢抵抗性になる。このような状況で、済陽式や和田式の食事療法を鵜呑みにして玄米ご飯ばかり食べていると、骨転移した去勢抵抗性予備軍のがんに餌をやるようなもので、がんは簡単に去勢抵抗性になり爆発的に増殖する、というおそろしい事態になる。私はこう考えて、これからも、糖質を制限する古川健司医師の「免疫栄養ケトン食療法」を続けていこうと思う。
最新情報:免疫栄養ケトン食チャンネル【古川健司公式】
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