がん患者の血液データ 2020年08月21日

私が信頼をおいている分子栄養学者_吉富信長氏の「栄養チャンネル信長」の動画

https://www.youtube.com/watch?v=7YtuOM1UfHw&t=939s

に「ガン患者さんに共通する血液検査データの特徴とは?」がある。早速動画を見てみると、ガン患者さんの血液は、(1)ビタミンD濃度が低い、(2)EPA/AA比が低い、(3)アルブミン値が低い、(4)CRP値(炎症の指標)が高い、(5)白血球数が少ない、(6)好中球が多くリンパ球が少ない、(7)空腹時血糖値が高い、などの特徴があるそうだ。

ということは、癌を発生させない、増やさないためには、これらと反対のことを目指せばよい。

(1)ビタミンD濃度: 私の2020年04月10日の日記に述べているが、要するに、ビタミンDには癌細胞の増殖の抑制、アポトーシスの促進などの作用がある。日光浴(例えば露天風呂)が手っ取り早く、あとはサプリで摂る。

(2)EPA/AA: AAとはアラキドン酸のことで、血中のオメガ6脂肪酸のことである。EPA/AA が低いということは、炎症が亢進しやすいということである。改善するには、オメガ6系の油を極力控えて、オメガ3系の油を摂ること。青魚を食べる、亜麻仁油、荏胡麻油を摂る、DHA/EPAのサプリを飲む、などである。

(3)アルブミン値: 血液中の蛋白質のことである。蛋白質を積極的に摂取する。ただし牛肉、豚肉、加工肉などは、蛋白質は多いものの動物性の飽和脂肪酸を含むので、週一、二回くらいにとどめる。私が最も参考にしている古川健司「ケトン食ががんを消す」では、がん治療のためにはアルブミン値を4以上にキープすることが大切と言っている。ちなみに私の直近9ヶ月のアルブミン値の最低値は4.0、最高値は4.5、平均値は4.25である。

(4)CRP: 体内のがん細胞によって引き起こされる炎症反応を示す炎症マーカーである。炎症反応を抑えるには、どうすればよいか動画では言わなかったが、古川健司「ケトン食ががんを消す」には、動物性の飽和脂肪酸の摂取を極力控えること、EPAを多く摂取すること(EPA/AAを上げるのと同じ)、が書かれている(98ページあたり)。またオメガ6系の油を極力控えるべきだと思う(日本人はオメガ6系の油を摂りすぎ、と云われている)。

(5)白血球、(6)好中球、リンパ球: まとめて言うと、がんやウィルスを攻撃するリンパ球数を上げることが重要である。これは自律神経の状態に大きく左右される。交感神経が優位になると好中球が増えリンパ球が減り、副交感神経が優位になるとリンパ球が増える。副交感神経を優位にするには、ストレスをなくすこと、リラックスすることが最重要である。仕事や家庭に問題を抱えていると、いつまでもリラックスできないので、解決するようにつとめる。その他、腸内細菌叢の多様性も大事であり、これについては後の日記で述べる。

(7)空腹時血糖値: 2020年08月14日の日記でも述べたが、 空腹時血糖値の高い人はがんになりやすいというデータが出ている。 空腹時血糖値を下げるには、やはり糖質制限ダイエットを行うことが必要かと思うが、私のように、なかなか下がらない人もいる。これは私の見解だが、空腹時血糖値だけを見るのではなく、食後に発生する血糖値スパイク、それに伴うインスリンスパイクの発生に、より気を付けるべきである。インスリンは、癌細胞がブドウ糖を取り込むスイッチを押してしまうからである。このあたり、私の2020年06月17日の日記に書いている。

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