タンパク質の摂り方--ホエイプロテインなど 2019年10月01日

私の前立腺がんは、GS9で多発性骨転移あり、すぐに去勢抵抗性になるのではないかと内心ビクついていたが、ホルモン療法がよく効くがんだったのか、PSA値は素直に0.008まで低下してくれた。いまのザイティガとリュープリンによるCAB療法をまだまだ続けていかなければならないが、薬を飲むことの他に、自分でできる大事なことは、食事療法と風呂であって、これらもPSA値の低下に一役買ってくれていると信じている。これからもずっと続けて行くつもりである。

今日はタンパク質の摂り方について。

2020年5月17日の日記に「蛋白質は魚が主体である。肉は全部国産肉を買う。柏の胸肉が一番多い。豚肉、牛肉は脂身の少ないところを週1~2回食べるくらいである。」と書いた。

タンパク質を摂るには、豚肉や牛肉を食べるのが簡単だが、同時にがんが好む動物性脂肪(飽和脂肪酸)の摂取が避けられない。そこでいままで、豚肉や牛肉の摂取量はなるべく少なくして、主として大豆からの植物性タンパク質を摂り、動物性タンパク質は脂肪の少ない鶏の胸肉から摂っていた。豚肉、牛肉は脂身を落として週1~2回食べるくらいにしていた。

古川健司著「ケトン食ががんを消す」の126~127ページあたりに、植物性タンパク質はアミノ酸バランスの良くないものがあるので、「日常の食事においても、植物性タンパクで不足している一部の必須アミノ酸を得るために、大豆製品などの植物性タンパク質の摂取を第一選択として、動物性タンパクも定期的に摂ったほうがいいのです」と書かれている。

「ケトン食ががんを消す」の126ページにも「タンパク質、なかでも動物性タンパク質には、がんによって抑制がかかった免疫システムを活性化したり、貧血を誘発する低酸素状態を改善する働きがあるからです」と書かれている。

このように免疫システムを活性化でき、貧血も改善できるのであれば、私も積極的に動物性タンパク質を摂ろうと思う。しかし卵一日3~5個というのは、ちょっと・・・

佐藤のりひろ医師の「がん死亡リスクが50%も減るタンパク質の摂取量とは?最新の研究結果より」

https://www.youtube.com/watch?v=PyV3Jxp4dmY

という記事が出た。植物性タンパク質を中心にして一日80gから90gのタンパク質をとると良いと書かれている。結構な量である。

また、吉富信長氏の「免疫力を上げるにはまずはタンパク質から!」という動画がある。

https://www.youtube.com/watch?v=UqSBIywB61w&t=635s

免疫細胞を元気にするには、ビタミンC,D、マグネシウム、亜鉛も大事だけれど、なんと言っても免疫細胞を含む全ての細胞の土台となるタンパク質の摂取が前提、ホエイプロテインで手軽にタンパク質を摂れるという話である。

ホエイプロテイン(乳清のタンパク質)が、良質の動物性タンパク質を含み、手軽に摂れることは前から知っていたのであるが、牛乳から作られるので、前立腺がんの大好きなインスリン様成長因子(IGF-1)が入っているのではないかとずっと不安だった。だからいままで敬遠していた。乳製品を敬遠する理由は2020年8月29日の日記参照。

ところが最近、ホエイプロテインとがんとIGF-1の関係を解説してくれている記事を見つけた。

https://www.nstimes.info/03-2016/cancer.html

がん細胞はIGF-1を取り込んで成長、増殖するものの、ホエイプロテインのIGF-1の含有量は少なく、心配しなくても大丈夫という内容である。

ナターシャ・スタルヒンという方は、ホリスティック栄養学の専門家で著書も多く、信用できると思うので、この記事に背中を押されて、これから、ホエイプロテインを少量ながらも毎日摂取することにしよう。ただ、ホエイプロテインを選ぶ際には、「乳牛への成長ホルモン(rBST/rBGH)不使用」と明示的に書かれたものを、なるべく選ぼうと思う。

植物性のソイプロテイン(大豆プロテイン)もある。ちょっと大豆くさいが、ホエイプロテインに負けずアミノ酸スコアがよく、しかも牛乳と無関係だし、イソフラボンも入っているので、こちらも有力である。両方を試して、身体にあったほうを選ぼうと思う。



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