糖質制限ダイエットは危険という説 2020年08月24日

病気発覚時15だった私のPSA値も、2020年08月17日の日記に書いたとおり0.009まで下がり、骨に移ったやつらも増えていない。これからも治療を続け、自分の病気がさらに良くなることを願う。

ホルモン治療と同時に糖質制限ダイエットを始めたが、これも続けたいと思っている。というか、いまさらやめられない。明日から普通の食事に戻って白米、玄米、パンを食べ出すと、短期的には、食後血糖値が上昇して、いままでのんびりと働いていた膵臓のβ細胞に急に負荷がかかり、結局血糖値の乱高下という6月17日の日記に書いたような状態になるだろう。老人には好ましいことでない。

最大の問題は癌に対してどうなるかである。糖質を復活すると、正直、なにが起こるかわからない。

そこで私は、糖質制限ダイエットをこれからもずっと、もしかしたら自分の生きているかぎり続けようと思っている。

しかし長期間、糖質制限食を続けることの安全性について、気になるうわさが耳に入ってくる。「脳心血管系疾患になる確率が上がり、寿命が短くなる」と言う。糖質制限に警鐘を鳴らす人たちは、糖質制限をするとカロリーを補うために脂質やタンパク質を大量に摂るようになり、血管に悪玉コレステロールが溜まっていき、その結果、血管が傷み、脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性がどんどん高まっていく、と言うのである。

しかし私の信頼する京都高雄病院の江部康二先生が「ドクター江部の糖尿病徒然日記」で反論してくれている。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-33.html

「長期的安全性について。糖質制限食と『脳心血管疾患』について考えて見ます。これらは、冠動脈疾患や脳卒中のことですので、ベースには動脈硬化の問題があります。糖質制限食で動脈硬化のリスク要因となる『コレステロール、中性脂肪、血糖、血圧、肥満など・・・』全てが改善しますので少なくとも理論的には、動脈硬化の予防になると思います。」と言われている。さらに江部先生は、糖質制限食の安全性を示す長期的エビデンスとして、4つの信頼度の高い研究結果を紹介されている(ここでは省略)。

私としては、断然、江部先生に肩入れする。糖質制限が安全であるなによりもの証拠として、江部先生自身、スーパー糖質制限をご自分で18年間続けられていて、いまだに「ドクター江部の糖尿病徒然日記」の新着があるので、いまも元気にしておられるということである。これが一番の証拠である。


コメント

このブログの人気の投稿

イクスタンジもゾーフィゴも効いていない! 2023年05月19日 

ジェブタナまた延期 2024年02月08日

病院を紹介される 2019年10月11日