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日本で治療再開 2025年03月15日

オーストラリアで受けたPSMA標的治療について、ルテチウムを投与してもPSAは上がりっぱなし。Shingh先生のすすめもあってルテチウムは2回で中止、そのあとテルビウムに切り替えた。テルビウムは最初がんを押さえていたが、3回目の投与あたりからPSAが上がりだした。普通ならこの後、強力なアクチニウムに切り替えるのだが、これ以上続けるのはコストがかかりすぎる。 そこで、オーストラリアでの自費治療は中断することにして、思い切って日本での治療に切り替えることにした。Singh先生からヒントをもらったドセタキセル+ニュベクオの併用療法である。これがPSMA/Lu, PSMA/Tbに抵抗性を示した強力ながんどもにどのくらい効くか、やってみないとわからないが、ともかくドセタキセルを点滴で入れて、ニュベクオの服用をはじめた。 その後、太ももの筋肉痛が軽くなって歩行が容易になる(今まで杖をついたり車椅子に乗ったりしていた)という変化があった。 ドセタキセルの投与後3週間目の3月14日の採血で、PSAが下がってくれた! PSA 46.877(2/8)→35.664(3/14) PSAの低下は一年ぶりである。これで幸先良いスタートが切れたようだ。 3月14日に2回目のドセタキセルを打った。採血は3週間後の予定である。PSMAがさらに下がってドセタキセルとニュベクオとの併用療法が長く効くことを期待している。 今まで「祈る」が多かったが今度は「期待する」に変わった🎵

PSMA治療中断 2025年02月18日

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ZOOM会議にてShingh先生:「PSMA治療を5回続けてきましたが赤血球、白血球、血小板は正常値、腎臓、肝臓も正常。内臓に転移なし、ただPSAは40のまま横ばいです。あと1回、三月にテルビウムTbなりアクチニウムAcなりで治療して、その後治療をおやすみして様子を見ませんか?」と勧められた。 私としては、PSAが下がらなかったのが残念だった。三月にTb治療してもPSAは下がらないだろうし(Acなら下がるかも)、その後、治療を打ち切れば2ヶ月したらまた上がってくる。そのたびに、PSMA自費治療を再開していると破産してしまう。 そこでShingh先生からヒントをもらった併用ホルモン治療をShingh先生に提案してみた。 「いまTb放射線の出ているうちに、 ドセタキセルを点滴します。そして ニュベクオを服用開始すればどうでしょうか」 これで一定期間、がん細胞を抑えてくれることを期待する。 「治療法を変えてみること、それは大変良い考えです」とShingh先生は賛成してくれた。「その新しい治療の結果、またPMSA治療を検討されるときはご連絡ください」 「了解しました」 同じ会議で神戸の主治医からShingh先生への質問:「PSAを判断するのに、ドセタキセルを何回やれば良いでしょうか」 「普通4回から6回ですが、この場合2回でしょう。あまり多くすると、骨髄がやられます。そのあともダロルタミドを続けてください」 骨髄がやられると、あとでするかもしれないPSMA/Ac治療ができなくなるおそれがある。2回という指針をもらったことは良かったと思う。 あとはニュベクオに頼るのみだが、主治医はラドン吸入の併用も勧めてくれている。 これらの薬が(少なくとも何もしないで放置するよりも)PSAを下げ、長く効いてくれることを祈るばかりだ。 これでPSMA治療はひとまず中断となった。そして明後日は1年何ヶ月ぶりでドセタキセルの注入である。

併用ホルモン治療 2025年01月14日

  オーストラリアのパースにてShingh先生:「どうしてアクチニウムAcを選ばなかったの?」 「Acはコストが高いです」 「確かにTbの1.5倍はします。でも今度PSAが上がってきたらAcですよ」 というわけで今回はTbを注入してもらった。 Shingh先生にホルモン治療のことを訊ねると、いつから始めてもらっても結構です。いまTbの放射線でがん細胞のDNAが切れかかっているので、この機会にニュベクオ、抗がん剤ドセタキセルをいっきに投入すれば良い結果が得られるかもしれません。このことは神戸の主治医も承知しており、私が 日本に帰ったらこの併用ホルモン治療を提案するつもりである。 ところで貧血対策のため鉄剤(クエン酸第一鉄ナトリウム)を飲んでいるが胃の調子が悪く元気がない。減薬を相談しようと思う。

貧血 2025年01月09日

貧血症状が出たので(6.9g/dL)、オーストラリアに行く前に輸血をした(4単位、神戸医療センター)。 貧血の原因として骨髄抑制が考えられるが、血液検査の結果、白血球や血小板の数値は正常なので骨髄抑制があるとは考えにくい。血液検査の結果、鉄そのものが足りていないことが分かったので、これからしばらく、鉄剤を点滴と服用で補うことになった。 次のテルビウム治療はオーストラリア、パースにて2025年01月14日となる。

Singh先生との面談 2024年12月24日

Singh:「PET画像を見るかぎり、PSMA/Tbは良好に効いています。PSMA治療は続けるべきだと思います。次の治療としてAcも可能であり、この前も4人に対してAcを実施しました(うち、日本人は1人)。ただ、Acの場合、実施日時など不確定となります。どう考えられますか?」 私:「はい、日本の主治医とも相談したのですが、Tbが効いているならば、次もTbで行こうかなと」 Acは最後の手段として残しておきたい。 「わかりました。Tbなら来年1月14日になります」 「それでお願いします」 「あとPSAが39から43と上がっていますね」 Singh先生は主治医に対して「できればFDG/PET検査(ブドウ糖負荷検査)もしてください」と言った。「1月14日の後でも結構です」 この話を聞いて、がんの食性がブドウ糖を食べるように変わってきているのかな、と思った。てごわいな。 主治医:「了解です。それと貧血が進んでおり、輸血も必要と考えています」 Singh:「賛成です」 輸血もしないといけないし、FDG/PET検査も受けないといけない。来年になったら忙しくなるぞ。 Singh:「PSA対策としては、ホルモン治療で対応しましょうか」 私:「ザイティガとイクスタンジは実施済みです。効かなくなりました」 主治医:「次はダロルタミドを考えています。ただ、日本で保険適用を受けるためには抗がん剤といっしょに受けないといけないので、ご本人の貧血を治してからが好ましいと思っています」 Singh:「日本の保険制度のことはよくわかりませんが、ご検討をお願いします」 まずは来月のTb治療に期待する。 PSAの上昇については、ダロルタミドによるホルモン治療が効いてくれると、次のAc治療まで時間が稼げて助かるのだが。

PSMA/PET画像 2024年12月22日

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昨日は大阪市のクリニックへPSMA/PET画像を撮りに行った。結果は次のとおり。 ↑上がTb治療をする前の画像(2024年09月29日) これが今回の画像(2024年12月21日) Tb治療をする前の画像と比較して、2回のTb治療を行ったあと、がんの集積が減っている。主治医の言葉によると、「これが今回の画像です。肋骨(と、脊髄)への集積が低下しています。画像では分かりにくいですが、骨盤の病変もSUVという集積度の値が12から5まで低下してきています」ということだそうだ。 SUV(Standard Uptake Value)とは、当該部位へのがんの集積濃度を表す指標をいう。 今やっているテルビウムTb治療の効果がそろそろ出てきているようだ。ただPSAだけが上がっているのは謎である。 この結果をベースにして、明後日(24日)に、Shingh先生らと治療方針の面談を行う。

今後の戦略 2024年12月07日

11月19日、2度目のテルビウムTb治療をオーストラリアのパースで完了した。 日本に帰って、ALP、PSAを測定したら、 ALP=368(2度目のテルビウム治療前は531)と下がっていた(PSAは 30台後半で動かず)。 主治医曰く、「ALPが下がってきたのでPSAはそろそろ下がってもおかしくないです。白血球の数値は良く、内臓への転移も見られません」そのことを踏まえて、主治医と今後の方針を検討した。 (1)まず今も続けているホルミシス治療(ラドン吸入)は最初の1ヶ月効いただけ、そのあとさっぱりなのでやめたいと言ったら、主治医も異論はないがラドンは急にやめないほうが良い、縮小していきましょうということになった。 (2)次のオーストラリアでのPSMA治療について:面談でSingh先生はアクチニウムAcを勧めるだろう。アクチニウムは最後の切り札であり、テルビウムよりも一段と効果を望める薬である。我々としても早めに、特に、ジェネシス・ケアにAcの在庫のあるうちに治療してもらいたいから、その話が出たら乗ろうということになった。Acの治療回数は2回を予定する。最初のPSMA治療から数えて6回になるが、主治医によるとドイツでも治療回数6回は標準らしい。ただ、予算を立てておきたいので、見積もりをもらうことにした。 (3)PSMA治療が終わった後、新規ホルモン剤ニュベクオ(ダロルタミド)をはじめる。私はザイティガとイクスタンジは経験あるがニュベクオは飲んだことがない。ニュベクオは抗がん剤との併用でないと健康保険がきかないから、抗がん剤(ドセタキセル)も併用する。ただし抗がん剤の副作用が目立つようなら抗がん剤を途中で中止し、ニュベクオのみとする。このホルモン剤が効いてくれることを祈る。 途中で、万一PSAが上がってくるようだと、オーストラリアに単発でTbまたはAc治療を受けに行くことがあるかもしれない。

Singh先生とのオンライン面談 2024年10月29日

「調子はいかがですか?」 「特にわるく感じるところはないです」 「採血検査結果をみても、白血球、ヘモグロビン、血小板、腎臓、肝臓の数値は悪くなく落ち着いています。PSAは36.1→36.6と横ばいで、コントロールできていると言えます。ALP、CRPは若干下がっています。このまま治療をつづけましよう」 次回もテルビウムTbと思っていたら、「アクチニウムAc治療もできるようになりました」とのことだ。 「ただ、アクチニウムをやるなら他の患者さんと同日にやりたいので、日にちの調整が必要になります」 わたしはすでに次回のフライトを予約しているので、アクチニウムになるなら予約変更が必要になるかもしれない。 「他の患者さんにもアクチニウムを希望するかどうか聞いてみます。またアクチニウムは、他の薬と比べて値段が高くなるので、見積もりをお出ししましょう」 うちの主治医の意見は、いまのところテルビウムが効いているので、次回もテルビウムにして、アクチニウムはその次検討すればすればどうかとのことだ。 ニュベクオの話は出なかった。 結局、Shingh先生が折れて、次回も予定どおり(アクチニウムでなく)テルビウムと決まった。11月19日にオーストラリアのパースで治療を受ける。

ダロルタミド(ニュベクオ) 2024年10月05日

2024年09月11日にしたSingh先生とのオンライン面談の続き: 「ホルモンに関してどんな治療をしてますか?」 「リュープリンと、デノスマブ(ランマーク)をやっています」 「テルビウム治療が終わったら、経口ホルモン剤も考えましょう。アビラテロン、エンザルタミド、ダロルタミドなど。とくにダロルタミドがおすすめです」 私がアビラテロンもエンザルタミドも効かない去勢抵抗性になっているのをご存知のはずだが、Singh先生の意図はどこにあるのか? テルビウムの治療間隔が8週間あるのでその間のつなぎとして考えているのか? そもそもダロルタミドはこんな去勢抵抗性がんに効く? いずれにしてもSingh先生のおっしゃることは絶対なので、ダロルタミド(商品名ニュベクオ)を検討することになった。薬はもちろん日本で用意し日本で服用する。ただダロルタミドは遠隔転移のある場合、ドセタキセルとの併用でなければ健康保険が適用されないので、ドセタタセルも復活させることになった。抗がん剤はできるだけ身体に負担が出ないように低容量にします、具合が悪くなったらはすぐにやめます、という主治医の方針である。

テルビウム治療_1回目 2024年09月24日

昨夜遅く飛行機でパースに着いてタクシーを乗ってホテルに入った。今朝、病院の迎えの方の運転でホテルを出てジェネシスケア本院のある建物に着いた。 ここにはPSMA治療を受ける患者さんが日本だけでなく全世界から集まってくるそうだ。私の隣で治療を受けている方はレバノンと言っていた。Shingh先生も居たし、通訳の方が経験豊富で何でも教えてくれた。 PSMA/Tb治療を受けた。テルビウムT bは新しい治療薬で、臨床実積はまだ一年しかない。効き目は、ルテチウムLuとアクチニウムAcの中間くらいとのこと。ロシアやウクライナからAcの入手が途絶えているいま、Acの代わりとして注目されている。 私のがんにはLuが効かないことがわかったので、このTbにかけるしかない。どうかPSAが下がりますように。

Singh先生とのオンライン面談 2024年09月11日

「調子はいかがですか?」 「良好です。赤血球が増えて、肌や爪の色がよくなりました」 「確かに血液データは改善されています。それは骨髄に巣食っていたがんが減ったからでしょう。またリンパ節への集積も減っています。ただ、骨の外皮の部分に新しい集積がみられます。PSAが少しずつ上がっているのはそのせいです。つまり、よい傾向と悪い傾向とが混在しているといえます。そこで、いまのルテチウムLuでなく、テルビウムTb-161というもっと強力な治療薬に変更することをおすすめします。これはルテチウムと同じベータ線を出す薬ですが、飛程の短いオージェ電子も出すのでより強力です。私としてはこれがよい戦略だと思います」 「了解しました」 テルビウム161 半減期6.9日 「ただテルビウムはオーストラリアのパースでのみ治療可能です。9月24日にパースに来て下さい。」 パースとなると、日本からの直通便はなく乗り継ぎになる? 病院はパースの マードックというエリアにある Genesis Care Cancer Treatment Centre だそうだ。 「わかりました。この病院で入院することはありますか?」 「入院はありません。あと、アクチニウムAcについてはロシアの軍事侵攻で供給が止まっていたのですが、また再開するという話がありますのでアクチニウムも将来の候補になります。また、テルビウム治療が終わったあと、経口ホルモン剤の併用も検討しましょう。ダロルタミドがおすすめです」 PSAがじわりと上がってきているので不安だったが、このSingh先生の話しを聞いて、少しほっとした。

ルテチウムが効いてない 2024年09月09日

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PSMA/PET検査の結果 2024年05月29日撮影 2024年09月09日撮影 上のはPSMA治療前に撮ったPET画像。下は2回のLu治療後の画像。見比べてあまり代わりばえがしない。主治医によると、後の画像では、左の肩のあたりにがんの新しい集積が見られる、しかしリンパ節に巣食っていたがんは消えている、とのこと。 このように、 がんの新しい集積があるなど、 ルテチウムが効いていないようなので、オーストラリアの医師からテルビウム治療を勧められた。これはルテチウムが効かない患者さんに対する、次の治療とされている。