依然としてがんは居座っている 2022年11月18日

まず、この前申し込んだゾーフィゴの臨床試験について。

主治医が言うには「この前、申し込みいただきましたけれど、○○さんは原発巣と恥骨に同時に放射線を当てたのが臨床試験の条件に合っていなくて適用外ということになりました」

何で適用外になったのかよくわからないが、コントロール群に入っても許せると思っていたので、追求しないことにした。

「でも」と主治医は続けた。「通常の治療の一環として、ゾーフィゴの投与を行うことはできますから」

「わかりました」とうなづく。

主治医は血液検査データを一通りながめて、「ヘモグロビン値が低いです。それと、がんとは関係ありませんが好酸球(EOSI)多いですね。なにかアレルギーとか肌がかゆいとかありますか?」

「ええ、冬になると、いつも脚部の肌がかゆくなるんです」

血液検査データの最後のほうに載っているPSA値だが、「0.122です」と言われた。

「あらーっ」とため息が出た。

ひと月前、腸骨に放射線を当てて身体からがんを消したはずなのに、予想に反して上がっているではないか!

主治医も「この数字だけではなぜ上昇したのか、なんともわかりません。骨に残っているのか臓器なのか、調べないと」

私はかつて多発性骨転移という実績があるので、あちこちで休眠していたがん細胞がまた動き出した可能性がある(特にザイティガをやめたことをきっかけに)、と自分では思っている。

「この低い数値だと、画像を調べてもわからないかもしれませんが、ともかく画像検査をしてみましょう。それに○○さんはPSAが低めに出るタイプのようなので」

PSAが低めに出るがんって悪性度が高い(怖)。

ALPは低い値が出ていた(そのとき話題にならなかったが)。これが何か良い方向へ向かっていることの前兆であれば良いのだが。

「骨シンチをやります。これはゾーフィゴを投与するための条件にもなりますので」と主治医。

へぇー、ゾーフィゴを投与する前に骨シンチの検査が必要だとは知らなかった。どうやらこの医者は本気でゾーフィゴの投与を考えているようだ。投与するとしたら、ザイティガをやめている今のタイミングだろう。私も望むところである。

「骨シンチ予約を入れておきます。それと○○さんは過去、リンパ節転移がありましたか?」

主治医はリンパ節も疑っている。

「ええ、前の病院で、初めてCTで診たときリンパ節にもあると言われました。それ以後、前の病院で何度もCT検査したのですが、(リンパ節に)がんは見つかりませんでした」

「CTもやっておきましょう」

これも予約を入れた。

本当は、もういちどDWIBSで診てほしいのだが、とりあえず骨シンチとCTをやっておけばよいか。

次回は、骨シンチが2022年12月9日(いまから3週間後)、造影剤CTが12月20日、診察が12月23日と決まった。

ランマーク注射のため別の部屋に移る。

せっかくがんと疎遠になれるかも、と思っていたのに、結局、振り出しに戻った感じだ。新規抗アンドロゲン剤(ザイティガまたはイクスタンジ)を服用しながらPSAが上がってきたのであれば話は深刻だが、そうではない。画像検査してもらってがんの居所(たとえばリンパ節)が特定できればピンポイントでSBRTを当て、どこにあるか特定できなければゾーフィゴを使う、という対応になるのだろうか。多発性の転移・・・これだけは想像しないことにする。





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