PSA値 速報 2022年06月30日
前立腺への放射線治療が終わったあと、一週間目の泌尿器科での診察。 「治療のあと、具合はいかがですか?」 「排尿の感じが半端なく悪いです。さっき採尿したときも40ccしか出なかったです。いつもなら100cc出るのに。夜間はもっとひどく、ポタポタしか出ません」 「夜間排尿回数は?」 「3~4回かな。前は2回だったのに」 「放射線腫瘍科でもらった薬(ハルナール錠)はどうですか?」 「あまり効いている感じがしません」 「いままで前立腺肥大と言われたことありますか?」 「あります」 主治医は前立腺のMRI画面を見せてくれた。 確かに前立腺の膀胱に接する部分がポコっと丸く飛び出していて、その部分だけ膀胱が上にへこんでいる。 「では薬を2種類出しておきます」と言って、シロドシン錠とべオーバ錠を処方してくれた。これで少しでも排尿の調子が良くなってくれれば助かるが・・・ 次に、肝心のPSAだが、0.175。前回は0.291だったので40%の低下幅だ。 「放射線を当てたあとは、じわじわ下がってくるものですよ」 私も一週間では充分下がらないことを予期していたので、動じない。想定どおりの低下である。 「ALPも下がってますよ」 「よかった」 ALPは前回137で、今回は97。 骨にIMRTの放射線を当てたのは左恥骨のみであるから、いままでALPを上げていた犯人は左恥骨のやつらだった、ということがわかる。 CRPは前回の0.03からやや上がって0.06、これは放射線治療の影響か。血糖値は85といままでの最低値。尿のpHは6.0と酸性。HbA1c=5.7、ケトン体は出ず。あいかわらずの貧血気味。 ザイティガの服用をやめるかどうかだが、主治医は「もう一回様子を見ましょう」と、続けることになった。休薬すると思っていたのに・・・ザイティガを飲みながらこの暑い夏を乗り切らねばならない、と思うと気が重い。 「ランマーク、やりますか?」と聞いてみた。長期のホルモン治療で弱くなった骨を硬くする薬だ。 「歯科クリニックからゾメタ、ランマークを使ってもOKのお返事が届いてますが、今回は見送りましょう」 了解。これで方針が全部決まった。1ヶ月半後、PSAがどれだけ下がっているか分からないが、あまり心配しないで、この早い梅雨明け後の夏を楽しもうと思う。