がん細胞とわが筋肉たちとの真夜中の血糖争奪戦 2021年02月08日
夕食が終わってから寝るまでの時間、いままで、パソコン見て風呂に入って寝るだけの生活だった。
しかし私のPSA値がCRPC(去勢抵抗性)を予見させるような有意な上昇を見せはじめてきたので、この夕食後寝るまでの時間の使い方をガラリと変えてみた。
夕食後、消化が落ち着くまでしばらく休む。これは今までと同じ。しかしその後、筋トレすなわちHIIT・モードに入る。
(1)ウォームアップのため、軽く15分程度、近所をランニングする。またはエアロバイクを漕ぐ。
(2)風呂に入る。これが45分くらい。
(3)風呂から上がり、メラトニンとMCTオイルをスプーン(大)一杯飲む。マットの上で筋肉トレーニングをする。そのねらいは、運動により筋肉が血中の糖質を大量に消費して、できるだけ低血糖の状態になって寝るためである。前立腺がん細胞、特に骨に巣食っているやつらが夜中活動し血糖を貪欲に摂り込むことに対する防衛措置である。
運動、特に筋肉トレーニングがインスリンに頼らず血糖値のコントロールに有効であることは、自明だと思うが、こんな糖尿病患者のためのヘルエットカレッジの動画が背中を押してくれる。
・「血糖値を下げる(血糖値コントロール改善)のにオススメなのは高強度の運動(筋トレ)」(ヘルエットカレッジ)
https://www.youtube.com/watch?v=NGMx6wgucks
・「血糖値を下げたいならスクワットを有効活用しよう」(ヘルエットカレッジ)
https://www.youtube.com/watch?v=YxrF7Ohi5Hw
わたしの就寝前の筋トレメニューを紹介する。
<プランク/体幹トレーニング種目>
1. リバース・プランク(仰向けになって手を着ける)
2. 腕立て、膝を交互に逆側の肘に向ける、または対角の腕・脚を伸ばす
3. 下向きになって肘を着いてエルボウ・プランク(片脚ずつサイドステップ、尻を上げ下げ、腰をツイスト、肘をアップダウン)
4. 片肘または片手を着いてサイド・プランク(静止または腰をアップダウン)
5. 仰向きに寝てバイシクル(足を地面に着けない、右肘→左膝)
<自重スクワット>
1. スクワット(お尻を下げながら両腕を前に)
2. ワイドスクワット
3. ラテラル・スクワット(横に体重移動)
4. ナロー・スクワット
5. スーパーマン(手足を上げる時に息を吐く)
<レッグランジ種目>
1. フロント・ランジ(膝はつま先の手前まで、踵で地面を蹴る、ツイストも)
2. バック・ランジ
3. サイドランジ(おしりを引きながら横にステップ)
4. ブルガリアン・スクワット
<腹筋>
1. ニータップ(足を地面に着けて三角に)
2. クランチ(足を浮かしてまたは着いて、手は頭の後ろ、起こす時に息を吐く)
3. ニートゥチェスト(膝を胸に引き寄せる、足を浮かし床と平行に動かす、手は床に着ける)
4. ロシアン・ツイスト(体育座り、視線も回す、体を上に傾けて足を浮かしてもよい)
5. レッグ・レイズ(仰向きになって、手をお尻の下に。足を90度近く上げる、お臍を見る)
<有酸素運動>
1. バーピー(両手を着き脚を片方ずつ伸ばし片方ずつ引っ込める)
2. マウンテン・クライム(膝を胸に近づける)
トレーニングマット、右に写っている黒いのはベッドの影
これら20種目を、トレーニングマット上で1種目あたり25秒行う。最初、25秒もやると種目によっては筋肉が痛くなったが、慣れてきたら25秒でもできるようになった。運動時間の正味の合計は8分になる。それに適宜休憩を挟んで合計25分。慣れたらそんなにしんどくない。
最初、数種目をこなしていくと、「あくび」が出てくる。あくびは、糖質が減っているぞ、との身体のサインである♪ 何度も「あくび」が出て、もう出なくなったあたりで、全種目が終わっている。身体はくたくたになるが、頭はスッキリ。この状態でベッドに入る。メラトニンの助けもあり、すぐに寝付くことができる。
寝ている間に、前立腺がん細胞とわが筋肉たちとの血糖争奪戦が勃発する。運動して腹をすかせた筋肉たちはインスリンの助けを借りずにGLUT−4を細胞表面に出して勢いよく血糖を取り込み、がん細胞はほとんど糖にありつけない、という想定である。身体から血糖が減るにつれて脂質(ケトン体)代謝に代わる。朝の寝覚めも良い。
この就寝前の運動を始めたその晩から夜間排尿回数が1回に減った。それまで3回を下回ったことがなかった。その後も1~2回で推移している。夜間排尿時の尿が残る感じも減った。これがなにかの変化を表しているのか、どうか。次の採血測定で明らかになるだろう。
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