多発性骨転移と言われた 2019年12月09日

今日はCTと骨シンチの検査結果の出る日だ。
ひと月前に白庭病院で、MRIで恥骨にあやしい影があると言われた。それが骨転移だとしても、恥骨一箇所だけなら、なんとかなりそうだが・・・。一箇所だけであってほしい、と念じた。
朝の採血後、診療室に入って「多数ありました」と医者に告げられた。いちばん聞きたくない言葉だった。転移部位を説明してくれたが、全部上の空で、覚えていない。あとでもらった骨スキャンのレポートを読み返してみれば、「右第6肋骨、第8肋骨、左第11肋骨や胸骨体部右下縁、両側の腸骨や仙骨、前頭骨右半分を中心とする頭蓋骨全般に多数の大小様々で集積程度も様々なabnormal hot spot あり。転移を示す」とある。つまり、腸骨、仙骨、肋骨、胸骨体部、頭骨などに転移している。全部複数箇所だ。「診断:多発性骨転移」と書かれている。
泌尿器科のレポートには「cT3b,N1,M1b」と書かれており、MRIのレポートには「診断:T3b、M1」と書かれている。T3bは精嚢に浸潤、N1はリンパ節転移あり、M1bは骨への遠隔転移あり。
「骨の転移は1箇所あっても、10箇所あっても同じなんですよ」と云われた。そのとき、どう意味で云われたのか聞き返す気力もなかったが、あとで考えると、ホルモン療法、抗がん剤、ゾーフィゴなどの全身療法をやればたしかに箇所数の多い少ないは関係ないかもしれない。
この日のPSAは0.991で、ますまずの低下だった。
「次からもっときつい薬を出しましょう。そのために血液検査をします」と言われた。
新薬を飲み始めたら高額医療費になること間違いない。「新薬は高いですね」と聞いてみた。「たしかにザイティガは高いです」と大きくうなずかれた。「しかし保険が効きますから」とも言われた。
ザイティガの適応症は、調べたところ(1)グリソンスコアが8以上、(2)3ヶ所以上の骨病変、(3)内蔵転移、のうちいずれか2つ以上となっているが、私は(1)と(2)が当てはまっている。

(注)この条件はホルモン療法未治療あるいはホルモン感受性の時点であってもあてはまる。以前ならば、ビカルタミドを続けて去勢抵抗性がついたときに初めてアビラテロン(ザイティガ)が使えたが、今は最初から使用可能となっている。これはエンザルタミド、アパルタミドなど他の新薬でも同じである。

3ヶ月分のリュープリン注射をして、1ヶ月分のビカルタミド(カソデックス)の処方をもらって、つぎは12月23日。

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