生検を受ける 2019年10月28-29日


白庭病院で生検を受けた、下半身麻酔をした。直腸から前立腺に針を入れて14本の標本を採取した。2時間くらいで終わった。
このころが排尿感が一番ひどく、癌だったら癌でよいから、早く前立腺を摘出してもらって楽になりたいと思っていた。放射線治療は排尿感のますますの悪化につながると聞いていたので、受けるまいと思っていた。術後、部屋に戻ってベッドで横になったとき、尿道にカテーテルが刺さったままだった。一晩、このカテーテルを刺したまま尿を出すと聞いて、あの排尿の苦しさから一時的でも逃れられると思い、逆にほっとした。

翌日主治医の話を聞く。生検の結果がまだ出ていないが、MRI/CTの結果を見て癌の可能性がある、しかもリンパ節と恥骨に転移の可能性があると言われた。主治医がメモを書きながら説明してくれたので、ここにメモ書きが残っている。
「・PSA15、
・MRI/CT 前立腺に異常信号ある。
・直腸診 前立腺が硬くなっている。
・MRI 骨盤内リンパ節腫大、恥骨に異常信号あり。
 ⇒転移をともなう前立腺がんの可能性あり。
 最終的には組織学的診断をもって悪性かどうかを判断するのが基本。臨床的には上記として治療を導入することは問題ないと考える」

転移があるかもしれない、と聞いて、信じられない気持ちだった。私としては、仮に前立腺癌であるとしても全摘手術の説明を期待していたのに……。本当に転移があるのなら手術も放射線も選択肢から外れてしまう。

ホルモン療法の説明を受けた。
「ホルモン治療 前立腺→男性性器、男性ホルモン依存→増える 抗男性ホルモン療法 男性ホルモンの影響をなくす。注射(1/月)で男性ホルモンを下げる。内服(1錠/日)で前立腺に男性ホルモンが作用しないようにする。 
副作用1)下痢、2)肝機能障害、3)男性ホルモンを下げる為の副作用 ①男らしさがなくなる。②筋肉が減って、皮下脂肪が増える。③乳が張る、痛む。④性機能障害、性器が小さくなる。⑤毛はぬけない、生える(これは良いことです)⑥更年期障害、ほてり、発汗、だるい等々 糖尿、狭心症のリスクが少し上がる」
あとで読み直すと、3)副作用⑥のほてり、発汗が完全に当てはまっている。

生検の結果がわかる次の受診日まで、ホルモン治療薬カソデックスをもらう。医者の言うように、組織学的診断を受けなければ決定的なことはわからない。ほぼ癌と思うが、癌がどんな顔つきをしているのか? 生検の結果の出る11月9日を待つ。

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