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Singh先生との面談 2024年12月24日

Singh:「PET画像を見るかぎり、PSMA/Tbは良好に効いています。PSMA治療は続けるべきだと思います。次の治療としてAcも可能であり、この前も4人に対してAcを実施しました(うち、日本人は1人)。ただ、Acの場合、実施日時など不確定となります。どう考えられますか?」 私:「はい、日本の主治医とも相談したのですが、Tbが効いているならば、次もTbで行こうかなと」 Acは最後の手段として残しておきたい。 「わかりました。Tbなら来年1月14日になります」 「それでお願いします」 「あとPSAが39から43と上がっていますね」 Singh先生は主治医に対して「できればFDG/PET検査(ブドウ糖負荷検査)もしてください」と言った。「1月14日の後でも結構です」 この話を聞いて、がんの食性がブドウ糖を食べるように変わってきているのかな、と思った。てごわいな。 主治医:「了解です。それと貧血が進んでおり、輸血も必要と考えています」 Singh:「賛成です」 輸血もしないといけないし、FDG/PET検査も受けないといけない。来年になったら忙しくなるぞ。 Singh:「PSA対策としては、ホルモン治療で対応しましょうか」 私:「ザイティガとイクスタンジは実施済みです。効かなくなりました」 主治医:「次はダロルタミドを考えています。ただ、日本で保険適用を受けるためには抗がん剤といっしょに受けないといけないので、ご本人の貧血を治してからが好ましいと思っています」 Singh:「日本の保険制度のことはよくわかりませんが、ご検討をお願いします」 まずは来月のTb治療に期待する。 PSAの上昇については、ダロルタミドによるホルモン治療が効いてくれると、次のAc治療まで時間が稼げて助かるのだが。

PSMA/PET画像 2024年12月22日

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昨日は大阪市のクリニックへPSMA/PET画像を撮りに行った。結果は次のとおり。 ↑上がTb治療をする前の画像(2024年09月29日) これが今回の画像(2024年12月21日) Tb治療をする前の画像と比較して、2回のTb治療を行ったあと、がんの集積が減っている。主治医の言葉によると、「これが今回の画像です。肋骨(と、脊髄)への集積が低下しています。画像では分かりにくいですが、骨盤の病変もSUVという集積度の値が12から5まで低下してきています」ということだそうだ。 SUV(Standard Uptake Value)とは、当該部位へのがんの集積濃度を表す指標をいう。 今やっているテルビウムTb治療の効果がそろそろ出てきているようだ。ただPSAだけが上がっているのは謎である。 この結果をベースにして、明後日(24日)に、Shingh先生らと治療方針の面談を行う。

今後の戦略 2024年12月07日

11月19日、2度目のテルビウムTb治療をオーストラリアのパースで完了した。 日本に帰って、ALP、PSAを測定したら、 ALP=368(2度目のテルビウム治療前は531)と下がっていた(PSAは 30台後半で動かず)。 主治医曰く、「ALPが下がってきたのでPSAはそろそろ下がってもおかしくないです。白血球の数値は良く、内臓への転移も見られません」そのことを踏まえて、主治医と今後の方針を検討した。 (1)まず今も続けているホルミシス治療(ラドン吸入)は最初の1ヶ月効いただけ、そのあとさっぱりなのでやめたいと言ったら、主治医も異論はないがラドンは急にやめないほうが良い、縮小していきましょうということになった。 (2)次のオーストラリアでのPSMA治療について:面談でSingh先生はアクチニウムAcを勧めるだろう。アクチニウムは最後の切り札であり、テルビウムよりも一段と効果を望める薬である。我々としても早めに、特に、ジェネシス・ケアにAcの在庫のあるうちに治療してもらいたいから、その話が出たら乗ろうということになった。Acの治療回数は2回を予定する。最初のPSMA治療から数えて6回になるが、主治医によるとドイツでも治療回数6回は標準らしい。ただ、予算を立てておきたいので、見積もりをもらうことにした。 (3)PSMA治療が終わった後、新規ホルモン剤ニュベクオ(ダロルタミド)をはじめる。私はザイティガとイクスタンジは経験あるがニュベクオは飲んだことがない。ニュベクオは抗がん剤との併用でないと健康保険がきかないから、抗がん剤(ドセタキセル)も併用する。ただし抗がん剤の副作用が目立つようなら抗がん剤を途中で中止し、ニュベクオのみとする。このホルモン剤が効いてくれることを祈る。 途中で、万一PSAが上がってくるようだと、オーストラリアに単発でTbまたはAc治療を受けに行くことがあるかもしれない。