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テルビウム治療_1回目 2024年09月24日

昨夜遅く飛行機でパースに着いてタクシーを乗ってホテルに入った。今朝、病院の迎えの方の運転でホテルを出てジェネシスケア本院のある建物に着いた。 ここにはPSMA治療を受ける患者さんが日本だけでなく全世界から集まってくるそうだ。私の隣で治療を受けている方はレバノンと言っていた。Shingh先生も居たし、通訳の方が経験豊富で何でも教えてくれた。 PSMA/Tb治療を受けた。テルビウムT bは新しい治療薬で、臨床実積はまだ一年しかない。効き目は、ルテチウムLuとアクチニウムAcの中間くらいとのこと。ロシアやウクライナからAcの入手が途絶えているいま、Acの代わりとして注目されている。 私のがんにはLuが効かないことがわかったので、このTbにかけるしかない。どうかPSAが下がりますように。

Singh先生とのオンライン面談 2024年09月11日

「調子はいかがですか?」 「良好です。赤血球が増えて、肌や爪の色がよくなりました」 「確かに血液データは改善されています。それは骨髄に巣食っていたがんが減ったからでしょう。またリンパ節への集積も減っています。ただ、骨の外皮の部分に新しい集積がみられます。PSAが少しずつ上がっているのはそのせいです。つまり、よい傾向と悪い傾向とが混在しているといえます。そこで、いまのルテチウムLuでなく、テルビウムTb-161というもっと強力な治療薬に変更することをおすすめします。これはルテチウムと同じベータ線を出す薬ですが、飛程の短いオージェ電子も出すのでより強力です。私としてはこれがよい戦略だと思います」 「了解しました」 テルビウム161 半減期6.9日 「ただテルビウムはオーストラリアのパースでのみ治療可能です。9月24日にパースに来て下さい。」 パースとなると、日本からの直通便はなく乗り継ぎになる? 病院はパースの マードックというエリアにある Genesis Care Cancer Treatment Centre だそうだ。 「わかりました。この病院で入院することはありますか?」 「入院はありません。あと、アクチニウムAcについてはロシアの軍事侵攻で供給が止まっていたのですが、また再開するという話がありますのでアクチニウムも将来の候補になります。また、テルビウム治療が終わったあと、経口ホルモン剤の併用も検討しましょう。ダロルタミドがおすすめです」 PSAがじわりと上がってきているので不安だったが、このSingh先生の話しを聞いて、少しほっとした。

ルテチウムが効いてない 2024年09月09日

イメージ
PSMA/PET検査の結果 2024年05月29日撮影 2024年09月09日撮影 上のはPSMA治療前に撮ったPET画像。下は2回のLu治療後の画像。見比べてあまり代わりばえがしない。主治医によると、後の画像では、左の肩のあたりにがんの新しい集積が見られる、しかしリンパ節に巣食っていたがんは消えている、とのこと。 このように、 がんの新しい集積があるなど、 ルテチウムが効いていないようなので、オーストラリアの医師からテルビウム治療を勧められた。これはルテチウムが効かない患者さんに対する、次の治療とされている。