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がん細胞と身体との闘い 2023年10月27日

これから述べることは、私の個人的な体験に基づいているものの、まったくの想像話である。 がん細胞は常に細胞分裂して増えようとする。そのとき、身体の免疫細胞とがん細胞との間で闘いが起こる。私のように去勢抵抗性がんになると、だいたいがん細胞が勝つようだ。つまりがんは進行する。抗がん剤の加勢があると何とか勝負に持ち込むことができそうだ。 (1)闘いは主に夜中の11時から2時ごろに起こる。がんの活動する時刻がこのあたりだから。夜中、身体中から熱がでても汗が出ず、体温が上がって(例えば39度程度)、翌日、翌々日まで引きずる。炎症を抑えるためにヘモグロビンが大量消費される。闘いは続き、PSAは横ばいか上昇する。CRPも高い数値を示す。医者流の言い方をすると、抗がん剤が効いていない、ということになる (2)身体から熱が出ようとしても、大汗💦をかいて体温の上昇を防ぐ。体温の上昇を防ぎきれたら、免疫細胞と抗がん剤の連合軍の勝ちか勝ちに近い引き分け。闘いはしばらく休戦モードにはいり、PSA、CRPはとりあえず下がる。医者流の言い方をすると、抗がん剤が効いている、ということになる。 次回、私のCRPの推移を踏まえながら、身体の中で起こった変化を述べる。

ジェブタナ投与 2023年10月26日

カバジタキセルは発音しにくいから、サノフィ株式会社社の商品名「ジェブタナ(Jevtana)」という。 今日は入院でジェブタナを点滴投与した。ドセタキセルの投与を中断してから約2ヶ月経つ。点滴時間はドセタキセルと同じで1時間。 DWIBSで見えた体の隅々に散らばった小さながんスポットの一掃を期待する。 ジェブタナで強く出る副作用が骨髄抑制で、白血球、特に顆粒球、特に好中球の減少である。感染症の予防につとめてください、と言われた。 そして翌日、好中球の減少を防ぐためジーラスタを皮下注射した。 ジェブタナ投与前日に血液測定してもらったが、CRPは1.9と、3週間前の値17.2から大きく下がり、PSAも4.3と、3週間前の8.5の半分に下がっていた。ドセタキセルから交代したジェブタナさん、もっと下げてください。 ジェブタナ投与後4日目と6日目に血液検査したら、CRPはそれぞれ0.48、0.60と劇的に下がっていた。大変うれしい。

カバジタキセル(ジェブタナ) 2023年10月05日

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今日こそはドセタキセルと思って いたら、前回の全身MRI (DWIBS) の結果が思わしくなく、よりきつい薬であるカバジタキセル(商品名:ジェブタナ)に交代することになった。画像をみせてもらうと、細かいスポットが全体に広がって増えている(何度も見たくない画像、ただこれらのスポットのうちどれががんのスポット なのか示してもらっていない)。 「したがって今日のドセタキセルは中止です」 結局ドセタは7回点滴して打ち止めとなった。 ただ今朝PSAを測ったところ、PSAが8と、前回の6割、ピークの4割に落ちていた。これはうれしい。 私はドセタキセルも効いている、このまま続けてもとおもうが、医者は画像を重視で、すでにカバジタキセルに移ることを決めていた。その判断に乗っていくしかない。 ただカバジタキセルは骨髄抑制が強くでるので少し怖さもある。また輸血か(≧∇≦) 10月25日からの入院になる。それまで束の間の安息の期間。その間、発熱した日はなかった。