フレア現象か? 2023年01月26日
「いかがですか?」と主治医。
「1月5日にゾーフィゴ打ちましたが、身体の変化はなにもありません」
医師は今日の血液検査の結果をながめた。
「貧血なし、腎機能正常、肝機能正常、異常な数値なし。ただPSAは2.0です」
「えーっ!」
ひと月前の「0.4」から5倍に跳ね上がっている!
「しかし」と医師は続けた。「フレアと言って、ゾーフィゴを打ってPSAが上がることがあるんですよ」
フレア現象という言葉はよく聞く。放射線治療後にPSAが一時的に上昇する現象だ。
「パァーッと広がる感じですか?」と、私は医師の前で手を広げて見せた。
「燃え尽きる感じです」
なるほどがんが燃え尽きてくれるのなら、PSAが上がっても文句はない。
ゾーフィゴを打ってもPSAを下げる効果なし、と前から聞かされていたが、このフレアのことだったのか・・・ということは、このゾーフィゴはがんに効いてるじゃん?
「便秘は大丈夫ですか?」
「大丈夫です」余ったラジウムは便から排泄されるそうだ。
「もっと上がってくるようであればイクスタンジを処方します」
と言われたが結局、今日イクスタンジは処方されなかった。
PSAが上がってホッとする、というのも変な反応だが、これからはPSAの変化に一喜一憂せず様子見を続けていこうと思う。ゾーフィゴはまだ5回も残っている。
次回のゾーフィゴ投与は2月2日に決まった。
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