結果を聞く 2019年11月09日

転移の数の少ない、おとなしい癌だったらよいのになあ、と明けても暮れても考えていた。転移が恥骨の一箇所なら、部分的な放射線照射でとれるだろうし、そうしたら前立腺の全摘手術の可能性も・・・せめてその線であってほしい。

主治医の前で最初に出した言葉をいまも覚えている。
「どうでした?」
結果は最悪だった。ここに主治医の書いてくれたメモ書きがある。
「・10/28の生検組織検査 すべての標本にがん細胞あり。
・グリソンスコアは4+5=9 悪性度高。
・転移をともなった進行性前立腺がん→超高リスク前立腺がん。
 ⇒骨、内臓を含めた転移検索。治療法としては手術/放射線は適応外。薬物治療が第一選択となる。細胞の悪性度高、病期が進んでいる。→ホルモン治療単独で病気をコントロールできるか? 早期に化学療法(抗癌剤)が必要となる可能性あり。化学療法ができる大病院での治療が望ましい」

GS9、超高リスク、ホルモン治療だけでは難しい、早期に化学療法!
何も考えられず、声が出なくなってしまった。まだ若いのに(67歳)、と繰り返し言われたことを覚えている。若いから増悪のスピードが早いということか。

「ホルモンを始めるのと同じ時期から抗がん剤を使えば予後が良くなるというデータもあります。いまの抗がん剤は副作用が少ないですよ」
いきなり抗癌剤か!
「それはドセタキセルのことですか?」と聞いてみた。
医者はうなずいていた。ドセタキセルって副作用が少なくないはず。
奈良県総合医療センターか近畿大学奈良病院かどちらを選びますか、と言われた。家から近い奈良県総合医療センターを希望した。リュープリン注射を1か月分打たれた。

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