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前立腺肥大と前立腺がん 2019年11月23日

白庭病院でもらったカソデックスがよく効いている。どんな前立腺肥大の薬よりも。排尿感が日に日によくなっている。このころ、私は前立腺がんの病状と排尿感は必ず比例するものと思っていた。あとで医師に聞くと前立腺肥大と癌は別症状で、治療も別らしい。でも、私の場合、癌のある部位が尿道に近いのか、排尿感とPSA値が比例しているような気がしてならない。 前立腺癌を患らわれた三谷文夫さんの日記 http://www7b.biglobe.ne.jp/~fmitani/ の「がんの治療−3」にも「ホルモン療法を中止してから12ヵ月が経過しました。この3ヶ月間で急にPSA値が上昇しました。夜間の排尿困難が再び起きました。・・・主治医の説明では、状態が急に悪化してきているので、排尿痛、排尿困難の原因は前立腺肥大によるものではなく、がんによる可能性が高いとのことでした。そのためホルモン療法を再開しました。」との記述があり、わたしの場合も三谷さんと同様、前立腺がんが悪化するとそれが排尿感に現れるようである。 これは逆に、排尿感で、癌の活動がリアルタイムで推測できるというメリットにもなる👍

奈良県総合医療センターにかかる 2019年11月22日

紹介状を持って奈良県総合医療センターへ行った。 白庭病院の先生よりも一回り以上若い担当医師。その日の朝採血した後、PSAが4.56に下がってます、と言われた。4に近いところまで下がって正直ホッとした。 「医者はいつも最悪のことを考えます」と言いながら、抗がん剤の話をしてくれた。最初脅かしておけば、あとで治療を進めやすい、との意図を読み取った。しかし、こちらも超高リスクの癌なのだから反論のしようがない ~~);; 「いま、新しい薬も出ています」 「それ、イクスタンジのことですか?」 何も言われなかった。 「手術はほんとうに無理でしょうか?」と聞いてみた。 「もし本当に骨に転移しているなら、無理です」と、はっきり言われた。この言葉はいつまでも忘れない。 12月02日にCT検査とMRI検査、12月03日に骨スキャンの予約を入れた。

最悪でした 2019年11月15日

行きたくなかったけれど、けじめだからK医院に行った。座って「最悪ですわ」と言うと、K医師は白庭病院から送られてきたデータを見ながら、「これからは、奈良県総合医療センターの医師の言うことを信頼して、治療を頑張ってください」とアドバイスをしてくれた。「はじめから抗がん剤はないと思います」とも言ってくれた。 前立腺肥大の薬を2週間分所望して、医院を出た。

結果を聞く 2019年11月09日

転移の数の少ない、おとなしい癌だったらよいのになあ、と明けても暮れても考えていた。転移が恥骨の一箇所なら、部分的な放射線照射でとれるだろうし、そうしたら前立腺の全摘手術の可能性も・・・せめてその線であってほしい。 主治医の前で最初に出した言葉をいまも覚えている。 「どうでした?」 結果は最悪だった。ここに主治医の書いてくれたメモ書きがある。 「・10/28の生検組織検査 すべての標本にがん細胞あり。 ・グリソンスコアは4+5=9 悪性度高。 ・転移をともなった進行性前立腺がん→超高リスク前立腺がん。  ⇒骨、内臓を含めた転移検索。治療法としては手術/放射線は適応外。薬物治療が第一選択となる。細胞の悪性度高、病期が進んでいる。→ホルモン治療単独で病気をコントロールできるか? 早期に化学療法(抗癌剤)が必要となる可能性あり。化学療法ができる大病院での治療が望ましい」 GS9、超高リスク、ホルモン治療だけでは難しい、早期に化学療法! 何も考えられず、声が出なくなってしまった。まだ若いのに(67歳)、と繰り返し言われたことを覚えている。若いから増悪のスピードが早いということか。 「ホルモンを始めるのと同じ時期から抗がん剤を使えば予後が良くなるというデータもあります。いまの抗がん剤は副作用が少ないですよ」 いきなり抗癌剤か! 「それはドセタキセルのことですか?」と聞いてみた。 医者はうなずいていた。ドセタキセルって副作用が少なくないはず。 奈良県総合医療センターか近畿大学奈良病院かどちらを選びますか、と言われた。家から近い奈良県総合医療センターを希望した。リュープリン注射を1か月分打たれた。